西日本 男子編

シニア男子編

  • 西日本3日間の中でもっとも会場がひとつになった演技が耕新くんのFSでした。今、この瞬間に立ち会えたことに幸せを感じるスケートでした。会場総立ちのスタオベで素晴らしかったです。見に行ってよかったな、そう心から感じる演技でした。フィギュアスケートって素晴らしい。全日本でもぜひともこの演技が見られますように。でもってテレビ放送にのりますように。お願い、フジテレビ。
  • 耕新くんといえば、社会人スケーターなんですよね。学生生活を終える時、一度引退したものの再び全日本を目指して復帰してくれたことを嬉しく思います。圧倒的に学生スケーターが多い中、社会人との二足のわらじはとても大変だと思うけど頑張ってほしいな。でもってそれに続く選手がもっと出てくるといいなあ。とても大変なことだけど。
  • 耕新くんの神演技のあとで難しい滑走順であっただろう龍樹くん。しかしこの日の彼は違いました。ミスはあったものの、最後まで集中力を切らさず滑りきっていました。何かが変わりつつあるのかなあという感じ。確変くるといいなあ。
  • ミスはあれども素晴らしかったのは刑事くんも。とにかく動きにキレがあってかっこよかったです。ステップの見せ方とかステキ。よく集中してたなあと思いました。階段をまた一つ上ったのかなあとも感じました。ぜひともNHK杯でいい演技ができますように。

ジュニア男子編

  • 全日本で表彰台を目指すため、FSは4Tと3A2本構成にするといっていた草太くん。西日本はチャレンジするにはちょうどいい大会じゃないのかなと思ってたら案の定挑んできてました。本番ではうまくはいかなかったけど6分練習でオーバーターンが入ったとはいえ4T3Tを着氷してたのはビックリでした。SPもFSもミスはあったものの、ミスを引きずらずにまとめきってたあたりに頼もしさを感じます。2年くらい前は爆走スケートを抑えきれずに突っ走ってたのになあ。この年代はあっという間に成長していっちゃうからビックリだ。
  • 高志郎くんはとにかくチャップリンがかわいくてかわいくてねえ。ジャッジアピールばっちし。この年齢でちゃんとお客さんとコンタクトを取りながら演技できるのってすごいなあ。演じるのが好きなのかな。将来性ばっちりで今後が楽しみな選手の一人。
  • 星南くんは高志郎くんとはまたタイプが違う表現をする選手だなあと思いました。演じるというよりも音楽をそのものを滑りで表現するタイプなのかなあと。表現することに照れとかためらいがないように見えるのは心強いよなあ。
  • 岡山っ子3人はそれぞれタイプが違って面白いんだけど、木斗くんの男っぽい力強いスケートはいい個性だなあと思います。この年代では他ではいないと思うし。無良くんっぽいなあと思ったら無良パパがコーチだと知って納得。
  • 須本くんはよくいえばノーブル、悪くいえば淡々としたスケートがどう変化していくのかが気になるところです。今の感じを極めていって個性にするのか、新たな色を獲得していくのか。まだまだこれからの選手なのでそういうのを見守れるのも楽しみのひとつかなーという感じ。表現面がどう伸びてくのかちょっと気になるかな。
  • 太一くんは昨シーズンは怪我もあったし体が大きくなってきて色々難しい面もあっただろうなあと思うけど今の自分にできることを最大限出していこうって頑張ってる様子がよかったです。SPとFS、両方そろえてきたのは頼もしいところ。JGPSより調子上げてきてていい感じ。
  • 山本たかゆきくんほどスピンで観客を魅了できる男子スケーターはそうはいないと思います。あのスピンは極上。スピンで観客があんなに沸くのってそんなにないよ。もっともっと大勢のお客さんに見て欲しい、そんなスケーターです。
  • 友野くんが4S認定レベルにまで持ってきててすごいなあって思いました。3Aの成功率が上がってるのも頼もしいところ。ジャンプの着氷が流れないのが惜しいなって思うものの、確実に階段登ってきてますよね。あとはなんといっても友野ワールドが確立されてるのがいいんですよ。そういうのってできそうでいてとても難しいことだと思うから。
  • 太一郎くんが大きくなっていてビックリしました。去年はもっと子供っぽかったのに。よそんちのお子さんってあっという間に大きくなってしまいますね。滑りも去年とは全然違っていて驚きました。