- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1988/07/07
- メディア: 文庫
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あとよく言われてるけど動機がなあ。この作品が発表された当時を思うと斬新だなあと思いました。ていうかほかの動機じゃダメだったのだろうか。どうしてもこれじゃなきゃとは思えなかったので。
三浦春馬の妊娠力は半端ないってことですね。夏実(戸田恵梨香)に妊娠のフラグが立った時頭に浮かんだのがこれ。妊娠フラグがたつのは夏実じゃなくてひかり(武井咲)じゃないのかなーと思ってたけど予想と違ってました。妊娠疑惑→やっぱ妊娠してなかったよという流れのほうの妊娠フラグだけど。それぐらいの釣りをこのドラマならすると思ったもの。
それにしても今どきの高校生って案外真面目なんだなあと修二(三浦春馬)がつるし上げにされるシーンで思いました。熱いね、高校生って。もっと悪意が渦巻くカオス状態の教室になるかと思ってたのに。ていうか基本的にあのクラスの子たちはいい子なんだろうなあと。ひかりが修二に近づいたのだって好意からだもの。夏実への悪意からじゃなかったもの。
しかし悪意がないこと=素晴らしい事じゃないのが現実。修二と綾(内田由紀)の人物造形がそれを物語ってると思います。自分にとっての正義を押し通すことが何より大事。でもそれって自分のためであって誰かのためじゃないもの。