トイ・ストーリー5

トイ・ストーリー5見てきました。

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トイ・ストーリーは3がきれいに終わってるので4やると聞いた時は「やることなんてある?もうトイ・ストーリーでやるべきテーマはやり尽くしたのでは?」と思ったが新たなテーマはあったのだ。結果として賛否両論にはなったが私はよかったと思ってる。そして5。いやいや今度こそもうないでしょ?と思ったがやっぱりあったのだ。今回はウッディーたちアナログおもちゃとデジタルデバイスの物語。デジタル化の波は子供たちにも押し寄せている。生まれた時からデジタルデバイスに囲まれたデジタルネイティブ世代は続々に誕生している。今回よかったのは単純にアナログVSデジタルにしなかったこと。そんな単純な話ではないもの。デジタルはもう、私たちの生活とは切っても切りなせないものになっている。デジタルデバイスを悪役にして終わりじゃなかったのはだからなのだろう。

アナログおもちゃたちが子供たちの成長と共に飽きられ忘れ去られていくがそれはデジタルだってない話ではない。テックトリオはそんなおもちゃたちだ。彼らはジェシーと出会ったことによって生き直す。おもちゃとしての第2の人生だ。ああ、いいなあ。私はトイ・ストーリーシリーズのそういったところが好きなのだ。安易に二項対立にしないとこが好き。アナログとデジタル、どちらが優れているという話にはせず、共生することでもっと世界は広がる。いい着地をしていたと思う。

新キャラでは佐野くんよかったなあ。わかってて見てるのに違和感ないし佐野くんの顔が浮かんで邪魔することがなく、よかった。後は井上和が意外によかった。彼女は声優経験だけではなく演技経験そのものがあまりなく、不安だったが全然よかった。意外と器用なのかもしれない。『豊臣兄弟』では淀殿を演じる井上和。不安感は薄らいだかな。というかディズニー、本当にちゃんとオーディションやってるんだなあという当たり前のことをしみじみ感じた。昔は芸能人の吹替えは話題作りであって、客寄せパンダ感があったが今は上手なキャラにあった方が増えて嬉しい。変わるものですねえ。

2026年5月の読書

2026年5月の読書まとめ

読んだ本:13冊

読んだページ:3754ページ

ナイス:266ナイス

#読書メーター

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最近、平日は疲れて眠くて起きていられずに思うように読書時間が取れない時が増えた。映像ならぼんやり追えるが読書はそうはいかない。やはり鍵は体力なんだろうなあ。何をやるにも基本だもんね。

近藤史恵『風待荘へようこそ』は離婚して娘と離れて京都でゲストハウスを手伝うことになった中年女性の物語だ。主人公は娘に言う。「好きなようにいきればいい。結婚してもしなくてもいいし、子供だっていなくてもいい。遠い国に行ってもいいしどこかの山に引きこもって自給自足で生きてもいい。お母さんになってもいいしならなくてもいいし捨てたものは捨てていいし、捨てたものをまた拾ってもいい」と。これを言えるのはみんながみんなじゃないし、離れたから言える言葉なのかもしれない。でもこの言葉を読めただけでも私にとっては読んだ価値はあったのだと思うのだ。

岩井圭也『夜更けより静かな場所』は古書店で行われる深夜の読書会を描いた連作短編集だ。読書会いいなあ。参加してみたい。同じ本を巡って意見が別れる様子も描かれてて、それこそが読書会の醍醐味だよなあ。私に刺さる本が他の人には全くピンとこないとかまあ普通にあるがそれ含めて誰かと語り合う楽しさがあると思うんだよ。最終話でまさかこの展開とは…と思ったがあえてこういう形で幕引きをしたかったんだろうなあ。続編あるならおそらく仕切り直しなのだろうが機会があればよいなと思う。

金子玲介『死んだ山田と教室』は何とも切ない青春物語だ。事故死した山田は声だけになり、教室で元クラスメートたちとの交流を続ける。クラスメートたちは歳を重ね変わっていく。でも山田はずっと変わらない。ずっと高校生のままだ。変わらないことがこんなに残酷だなんてね。メフィスト賞受賞作の本作、やっぱり私はメフィスト賞が好きだなあと改めて思った。

津村記久子『水車小屋のネネ』は姉妹の40年間を10年毎にわけて描いた長編小説だ。18歳と8歳だった2人は親には恵まれなかったが周囲の大人たちには恵まれていた。そのおかげで姉妹は大人になることができた。淡々としてるがこの作品には必要な淡白さだったと思う。小説には適正な長さがあってそれは作品ごとに違う。長い小説だが長いのには理由があるし必要な長さだったと感じた。

関眞興『一冊でわかるイラン史』は文字通りイランの歴史について古代から現代まで解説した本だ。この頃日本はどうだったのかがちょこちょこ入ってくるので世界史音痴な私にはそこがありがたかった。イランの人々が安心して暮らせる世界になりますようにと願う。

歌川国芳展

リア王観劇前に愛知県美術館の歌川国芳展を見に行ってきました。同じ建物の2階が愛知芸術劇場、10階が愛知県美術館なのではしごにちょうどよいのです。

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私が行ったのは会期後半なんだけど、前半と後半で9割入れ替えだったそうで前半も行けばよかったなあ。前半後半で一部入れ替えはよくあるがここまでガラッと変えるのは珍しいよねえ。

一部撮影可ということでパシャパシャしてきました。

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こちらはキービジュアルにもなっている相馬の古内裏。

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歌川国芳の描く世界はどこかユーモラスで愛おしい。それは骸骨であろうとも変わらない。何なんだろうか、この茶目っ気は。好き。

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猫が好きだった歌川国芳。猫を描いた作品は数多く残されている。

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かわいくてかわいくて途中から「ネコチャン、ネコチャンカワイイヨ…」botになってました。だってかわいいんだもん。

出口付近にはフォトスポットもありました。

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かわいい...。

購入したグッズたち。

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マグネットも栞もなんぼあっても困りませんからね、ウフフ。

こちらは栞の裏面。

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はい、かわいい。どっちもかわいい。次は何の美術展に行こうかな。

日帰り京都旅2026年春 その2

葵祭見終わって午後の部スタート。

午前はこちら。

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お昼ごはん

京都行くと京都っぽいもの食べたいなってなるけどちょっと違うもの食べてみようとパンケーキを食べました。

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お食事系パンケーキ。ふわっとしてておいしかった。甘いだけがパンケーキじゃない。

鴨川

お昼ごはんを食べて鴨川沿いを少しだけお散歩する。

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川辺にはお散歩したりベンチで座って休む人たちがいた。鴨川は京都の小説読むと出てくるので京都人にとって大事な場所なんだなあと感じる。

廬山寺

鴨川散歩を終えて廬山寺へ向かう。光る君へ放送中に来たかったがタイミングが合わずやっとこさこれた。

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ここが紫式部の実家であり源氏物語が生まれた場所なんだなあと思うと感慨深い。

入り口には紫式部像。

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源氏庭をまったりと眺める。

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廬山寺から鴨川はすぐそこである。今の京都御所は平安時代より東に移転してるとはいえ、これくらいの距離感で生活してたのかあと思うと興味深い。実際に脚を運ぶと見えるものがあるんだね。

梨木神社

廬山寺から歩いてすぐそこの梨木神社へと行く。

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ハートの葉っぱがかわいい♡

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静かな場所でそれが何とも心地いい。

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緑の中にひっそりと佇む場所だった。

護王神社

再び京都御苑を通り抜け、護王神社へ行く。

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護王神社は狛犬ならぬ狛亥がいる神社である。

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足腰のご加護があって怪我や病気、スポーツ守護の神社だそう。亥珍しくてくるくると境内を回る。

salon de 1904

京都府庁旧本館にあるsalon de 1904へ行く。京都は寺社仏閣もいいがレトロ建築もいいのである。きゃっきゃしながら京都府庁旧本館を歩く。

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はい、楽しい。楽しいに決まってる。

外観はこちら。

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そうこうしてる間に順番になったので入店する。

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文化財で食べるケーキはまた格別の味がしますね。

二条城

めちゃんこ久しぶりに二条城に行きました。たぶん16年か17年ぶりくらいな気がする。久々に行った二条城はめちゃんこ国際的になってました。当日券を買い求める人たちを整列させるアナウンスは普通に英語でされていて京都本当に国際都市になってきたんだなあというのを実感する。市バスの運転手も普通に英語対応だもんね。お土産屋さんでは英語で試食を勧める姿も見かける。変わったよなあ。

当日券を購入していざ久しぶりの二条城へ。

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まずは二の丸御殿。展示を見ながら来年の大河ドラマ逆賊の幕臣を思う等。こうやって足を運ぶと解像度が上がってよいですね。

二条城は庭がまた素晴らしくて好き。

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にっこにこでお庭を眺める。

テクテク歩いていくと天守閣跡が見えてくる。現在石垣が残されるのみだがここからの景色が好きだ。

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お堀。

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何もかもが絵になるなあ。

しばらく行くとまたお庭が見えてくる。

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さらに進んでいくと大政奉還記念植樹を見つける。

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歴史が刻まれる地、それが京都。

二条城着いたのが遅くてゆっくりというわけには行かなかったが久々に見れてよかったなあと思う。庭がやっぱり好きだ。また違う季節にも行きたいなと思う。

京都国立博物館北野天神展

金曜日だけは20時まで開館なので旅の締めを京都国立博物館にしがちだったりする。今回も最後に行ってきました。

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近年よくある一部撮影可能だったので少しだけ写真撮ってきました。

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見に行って大正解。絵巻物色々見れて面白かった!じっくり見てみると細かな部分の書き込みが面白くてねえ。地獄の描写がよかった。表情豊かに描かれる地獄のユニークさよ。ユニークって言っちゃうとあれかもだがだって面白かったんだもん。愉快なとこあったんだもん。同じお話を違う時代違う絵師が何パターンも描いていてそれらを見比べるのも面白かった。

パフェ

京都駅戻ってパフェを食べる。だってこの日はせっかく京都来たのにまだパフェ食べてなかったんだもの。

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ほうじ茶パフェだよ。新茶も頂きました。おいしかったー。満足。京都来たらパフェは必ず食べたいの。祇園のパフェのお店は18時くらいには閉まってしまうお店が多いので日中観光に全振りしてると中々祇園のパフェにありつけない。次はそこら辺のスケジューリングをうまくやりたいものである。

お土産

新幹線乗る前にちゃちゃちゃっとお土産を買う。

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八ツ橋はマストだし京ばあむもマスト。京フランスはここのとこのマイ定番。

初めて買った水無月。

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なるほど、これが伝統の味か…となる。こっちにはない風習なので新鮮な感じ。

京都は行けば行く程行きたい場所ややりたいことが増えていく。次は何をしようかな。

日帰り京都旅2026年春 その1

半年毎に日帰り京都旅をしているんだけど今回は京都のお祭りが見たいなと思って5月15日の葵祭に合わせて行ってきました。

朝ごはん

まずは朝ごはんからスタート。富小路粥店でお粥朝ごはん。

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ラーメンみたいなビジュだけどお粥なので胃には優しいのです。前から行ってみたかったお店なのでやっと行けてよかった。

葵祭

お腹いっぱいになったとこで本日のメインイベントである葵祭を見に行くことに。葵祭は京都御所を出発し、下鴨神社、上賀茂神社と巡ります。ネットで色々見たけどとりあえず初心者としてはスタート地点に近いとこで見たいなと思い、京都御苑で見ることにした。そしたら最寄りの丸太町駅の一番出口がまあすごいことになってましたね。改札出てすぐから大渋滞。10時半から始まるので1時間前くらいに場所取りするといいよと言うので行ってみたが想像以上の人の多さでした。私が駅を降りたのが9時過ぎだったので、みんなそんな早くから集まるものなのか…と驚いた。

京都御苑に着いたがやっぱりすごい人人人。有料観覧席はまだまだ着席してる人は少なかったがそれ以外はとにかく人ばっかり。

とりあえずここかなあとあたりをつけて着席。レジャーシート持ってきてよかった。今か今かとワクワクしながら待機します。

そろそろかなーと思ったら馬に乗った警察官登場。

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葵祭を先導する警察官でした。歴史ある伝統的なお祭りだから先導する警察官もそれに倣った形なのでしょうか。

そうこうしてる間にいよいよ葵祭の行列が私の待ってるとこにもやってきました。

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リアル平安絵巻!すごい!これが1000年続く祭りなのか…。絵面が強い。

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馬にも気分があるというのでこうやって時々立ち止まったりもしてました。

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止まってしまった馬に苦笑いの図。

そうこうしてる間に行列は進んでいきお姫様たちのターンに。

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お子様も参加。

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かわいい。日時固定の行事なので公休ですね、きっと。

斎王がやってきた。

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華やかですなあ。

斎王の後ろのお子様たち。かわいい。

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お姫様たちも馬に乗るのです。

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もういっちょ牛車。

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そして牛。

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とにかく華やか。1000年前の祭りが今もこうやって見れるっていいなあ。私の周りは外国人観光客が多かったがそりゃこの日京都にいれるなら見に行くよなあ。だって1000年続く祭りだよ。自分の国では決して見ることがない祭り。そりゃ見に行きますわ。

新緑の季節の京都御苑は緑が眩しかった。

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紅葉もいいが新緑の眩しさも好きなのです。

葵祭の日は京都御所は観覧なしなので外から門だけ見てきました。

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門好きなのよ、門。

そんなこんなで午前はおしまいなのでした。

彩の国シェイクスピアシリーズ 2ndシーズン『リア王』

吉田鋼太郎が芸術監督を務める彩の国シェイクスピアシリーズ2ndシーズン『リア王』を見に行ってきました。今回は吉田鋼太郎はキャストに集中で演出は長塚圭史に依頼とのこと。

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入り口近くにはキャストパネルがズラリ。豪華ー。主演クラスの石原さとみ・藤原竜也を脇に回してのリア王。豪華ですな。

パンフを購入。

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観劇後に読みました。パンフ見ながら反芻するの好き。

座席は2階通路脇で中央よりで全体が見渡せるいい席でした。前列で端よりかは後方でもいいから中央よりで見たい派なので。

13時半開演幕間20分終演17時5分。いやー長かった…。1幕2時間はちょっとさすがに長かったかなあ。それだけの長尺が必要なのはわかってるけどそれにしても長かった。

リア王は2年前に段田リア王を見てるけど演者と演出変わると当たり前だけど違いますねえ。

これが2年前の観劇記録。

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丁度『光る君へ』が放送中で段田さんが見たくなってチケット取ったのでした。役柄的にも被るものがあってオーバーラップして見てたのが懐かしい。玉置玲央も『光る君へ』とオーバーラップする役柄でこういうこともあるのねえと思った。

彩の国シェイクスピアシリーズは『ジョン王』『マクベス』を観劇したことがある。どちらも吉田鋼太郎演出で舞台上の吉田鋼太郎は自由人であり、演出はトリッキーであった。なので今回もそんな感じなのかと思ったらセットも演出もシンプルで吉田鋼太郎も過去2回を思うとやや大人しく感じる。どちらかと言えば役者の演技を全面に押し出し、過剰な演出を控えたように見えた。これが演出家が変わることの意味なのかーと。

セットは至ってシンプル。土俵のようなものが中央にあり、その後ろには土俵を囲うように椅子が並べられている。以上だ。

まるで物語の土俵に上がった人たちを眺めるような感じである。役者は出番がない時も椅子に座っていることがあり、ゴネリル・リーガンは結構座っていたように思う。

『リア王』と言えば老いがテーマである。今回はそこに前に進もうとする者と古い価値観の者という役割が付与されている。ゴネリルを前に進もうとする者、リアは古い価値観に捕らわれた者である。コーディーリアはリアと同じ括りだ。そう思って見てみると物語の見方が変わって面白い。そしてこうやって解釈の余地が色々あるから時代を超えて、国を超えて演じ続けられるのだろう。

役者に全振りした吉田鋼太郎は物語冒頭で威厳ある大きな王だったのが終盤では小さな老人になっていた。老いた小さな父。そこにいたのは老人だった。自由人吉田鋼太郎とはまた違う姿だった。

石原さとみはゴネリルを演じていたがパブリックイメージ的にはコーディーリアなのでちょっと意外だった。ヒールに徹して声のトーンを抑え、冷徹なゴネリルを演じる石原さとみ。エドマンドへの恋情を告白する情熱の石原さとみ。演劇だから、シェイクスピアだからこういう役を受けたのかもしれない。かわいらしく愛情を一番受けて育った愛らしさでコーティングされたコーディーリアの石原さとみは想像通りという感想になったかもだがゴネリルだからその違和感が印象深く残るのだろう。

藤原竜也はエドガーだったがこれまた、エドマンド役でもおかしくなかったのでちょっと不思議な感じだった。私たちが抱く藤原竜也が演じる役のイメージはやはりどこか裏の顔があるだとか、裏切りそうとかそういったものだ。故にまっすぐなエドガーは新鮮に映る。いつかリア王を演じる姿も見てみたいなと思う。

しかしリア王、どう演出しようが終盤は地獄of地獄でしかなくて辛い。悲劇というか地獄なんだよ。何でこんな地獄の物語を産み出したのか。人は愚かだ。それは何百年たっても変わらない。だから私たちはシェイクスピアを見続けるしシェイクスピアの舞台の幕が上がり続けるのだろう。

カーテンコールでは手で眼鏡を作ってニコニコしながら客席を見つめる石原さとみがかわいかった。ゴネリルとのギャップよ。吉田鋼太郎は最後の最後で客席が満席であることを感慨深そうに呟いていた。満員御礼は当たり前じゃないものね。客と顔を合わせて演じる喜びを噛み締めてるようにも感じた。

2026年4月の読書

2026年4月の読書まとめ

読んだ本:18冊

読んだページ:4127ページ

ナイス:286ナイス

#読書メーター

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戦争の足音が近づいてると思いたくないがどうなのかなあという4月だった。

田野大輔『ファシズムの教室』は大学の授業で行われたファシズムについての講義を1冊の本にまとめたものだ。ファシズムが上からの強制性と下からの自発性の結びつきによって生じる責任からの解放の産物であるというのはなるほどなあと。歴史が物語っているのを実感する。熱狂した民衆は怖い。授業として成立されるための工夫も興味深かった。とにかくファシズム怖い、それ以上でもそれ以下でもない。ファシズムなんて絶対嫌だ。

アザール・ナフィーシー『テヘランでロリータを読む』は1950年生まれで欧米の教育を受けた著者が1979年イラン革命後に帰国して大学で教鞭をとり、1997年に渡米するまでを描いた回顧録だ。イラン情勢が気になり、ではどのようにイランの人々は暮らしてきたのかが気になって手に取った。著者は大学を辞めた後に自宅で読書会を行う。西洋文学を読書会のテーマにし、様々な本が取り上げられている。彼女たちにとって文学は拠り所だった。検閲された本しか買えなくなる前にと本を買う様は辛かった。イランの女性たちの抑圧は現在に至るまで続いている。途中、イラクとの戦争の描写もあったが今を思い起こして辛い。空爆の恐怖は計り知れないものがある。著者の教え子の中には投獄された人たちもいる。イランの女性たちが抑圧から解放されて過ごせるのを願う。

奥田亜希子『今を春べと』は息子に付き添って競技かるたの世界に入った主婦の物語だ。息子は競技かるたを辞めてしまうが彼女は39歳で競技かるたの選手になる。趣味と育児の両立に悩むようになるが、そこには何故主婦は夫の許可をもらわなければ好きなことができないのかの問いでもある。主婦は前から打診して準備をして自分のための時間を捻出する。しかし夫はどうだろうか。妻に許可をもらう必要があると考える人は少ないだろう。その非対称性よ。この小説はエピローグがまた良いのだ。歳を重ねて若いとは言われなくなった年からチャレンジをする人へのエールだと私は思う。今が何歳であろうとも今後の人生において今日が最も若いのだ。チャレンジするのに遅すぎるということはない。いつだって今が始め時なのだ。

実石沙枝子『マッドのイカれた青春』は超絶美少女であるマッドこと槙島ダイアナ朱理と同級生たちの高校生活を描いた連作短編集。めちゃんこ好き。私の好みドストライクの物語だった。ルッキズムの話なのだが根底には彼女たちへの寄り添いがあるのがいい。

容姿にコンプレックスがあり変人キャラで高校生活を乗り切ろうと考えた「季子の奇行の理由を聞こう」。

「外見しか注目されず、その内面は二の次、三の次。美しい姿かたちの内側には、だれも興味を抱かない。それは、ブスなわたしとはまったく逆の立場でありながら、まったく同じ孤独だった」

ルッキズムって何も美醜は問わないんだよね。両方を傷つける。美人なら、イケメンならばルッキズムから逃れられるとかはない。

「きみは幹生の大正解」は相貌失認の男の子の話。美人ランキングで幹生が上げた子はランク外だった。そして幹生は彼女が何位になるのかも予想できなかった。

「親切で、声がきれいで滑舌がよく、なんとも言えず感じがいいあの子は、気になると言ったら笑われてしまう子なのか。心がすり減るような思いがしたが、それがなぜなのかは、わからなかった。ただ、これからは失敗しないように、間違えないように、という決意が生まれた。正解をーーきれいと評判の子を、好きになる。笑われないためには、それしかなかった」

ルッキズムのベクトルが向かう先は本人だけではない。みんなと同じ物差しでいなければと怯える人もいるのだ。自分の物差しでものを考えられない人にとって、人と違う物差しを持ってる人は恐怖なのだろう。

「朝日静夢の夜は明けない」ではマッドの中学時代の同級生から見たマッドへのえぐいいじめが描かれる。マッドが雑誌のスナップコーナーに載ったことからいじめが始まる。マッドは何も変わらないのに。変わったのは周りなのに。

「月に我あり」は読書noteをやっている少女の話。現代のというかネットのおとぎ話みたいな話だと感じた。私たちはこういったネットのいい話に弱い。相手の顔が見えないからこそのコミュニケーションや奇跡がそこにある。そういう奇跡を信じたいのだ。

マッドのあだ名の名付け親の「忍の孤悲は忍ぶれど」、マッドの旅立ちを描いた表題作。

とにかく出てくる彼らに幸あれと思わずにはいられない。そういう物語たちだった。全部面白かった。マッドはスキローの結月と立ち位置的には似ている。スキローとはまた違うタイプの青春もので面白かった。