優しいおとな作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 49回この商品を含むブログ (25件) を見るストリートチルドレンの話。いつもの桐野作品とはちょっと違った雰囲気の作品になっています。扱って…

ばくりや作者: 乾ルカ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/10/19メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (15件) を見る不要になった能力を他の能力と交換してくれる北海道S市にあるというばくりやというお店に訪れる客たちの話。北海道の言…

鴉 (幻冬舎文庫)作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2000/10/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 22回この商品を含むブログ (46件) を見るさすが麻耶雄嵩。最後の最後の謎解きのとこでひっくり返される感じが快感でした。正直、途中まではあん…

最初から最後までぶれないドラマだったのが何よりステキでした。作り手がこういうものが作りたいっていうのをちゃんと表現できるっていうのは素晴らしい事だと思います。非常にテレビ的なドラマでありながら、テレビで扱うには微妙なとこを突いてきたりして…

何度見てもタイトルバックの映像はかっこよかったなあ。アップになったとこの相葉さんの表情が私は好きでした。ドラマって普段あんまり見れない表情が見れるのがいいなあと思うのです。こういう顔もできるのねーって。うん、でもそれだけかな。一生懸命いい…

障害と能力と個性の違いって何だろうっていうとこの話は面白かったです。絶対音感の彼女や電気体質の彼の話なんてSPECと真逆の描き方でなるほどなあと。能力ってそれを持ってる人がどうとらえるかによって全然違ったものに感じられるんですよね。あとは社会…

私にしては珍しく原作よりもドラマのが好みな作品でした。意外。最終話のラストにて原作の榎本とドラマの榎本のキャラが重なるようになってて面白いなあと思いました。ここをゴールに据えてたからこそ、シリーズ１作目である『硝子のハンマー』をラストに持…

こないだ金曜ロードショーでやってたので見ました。どうも私はドラマ版に納得がいかなくてぶーたれてたんだけども映画見たら変わるかなーと思って見たのでした。ドラマは喜和子の逃亡劇が中心で希和子の物語だったけど、映画は恵理奈がなくした過去を取り戻…

途中１回抜けちゃったけど一応最後まで見ました。歌うのってなんだか楽しそうだなあという雰囲気は伝わってきてたと思います。私もああやって歌えたら楽しいだろうなあって。でもなんか今一歩足りなかった気がするのも事実。難しいものです。 どうでもいいん…

ハンドクラフトフェアに行ってきました。初めて行ったんだけど思いのほか人が多くてビックリ。もっとまったりとした雰囲気なのかと思ってんだけどなあ。殺伐としてたわけじゃないんだけど、人の多さに若干酔いました。でもかわいいものいっぱいあって面白か…

我が家の愛ハムがまた1匹遠くへ旅立ってしまいました。我が家にやって来てから早2年1カ月。ハムスターの寿命を考えれば至極当然の結果なわけですがやっぱり寂しいものは寂しいです。この子はとっても暴れん坊将軍な子で「あたいに近づくやつは誰一人として容…

初めての前後編となった公害訴訟だけど、古美門らしいやり方での決着でした。そうだよね、そういうのが古美門って男のやり方だもの。ウソの使い方がこのドラマはとってもうまい。それがここぞというとこできいてたなあと思いました。 次回予告の「真実はいつ…

和子の部屋 小説家のための人生相談作者: 阿部和重出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2011/07/07メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (19件) を見る阿部和重が10人の女性作家の悩みにこたえる対談集。幸福になって小説が書けなくなって…

昨日は約10時間にわたるNHK-FMの少くら三昧を聞いてました。土曜日のアニメ三昧の時、TLが楽しそうだったのでこりゃいっとこうかなーと思って。その結果、ええ楽しかったともさ！ ゲストはNEWSから小山君と加藤君、植草さんに長野くんにエビさんたち。それぞ…

けむたい後輩作者: 柚木麻子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/02/24メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (80件) を見る体が弱く長い入院生活を経験したこともある真実子、その真実子が憧れている先輩の栞子、真実子のおさなな…

格闘する者に○ (新潮文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/03/02メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 69回この商品を含むブログ (180件) を見るしをんさんのデビュー作である就活小説。キャラの造形や根底に流れるものなどが今のしをん…

BANG! BANG! BANG!作者: 朝比奈あすか出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/01メディア: 単行本（ソフトカバー） クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る肝心のところをネタばれしないようにざっくりいうとネットの裏掲示板にまつわる話ってこと…

一昔前の懐かしさ漂うこのドラマ、なんだかんだで完走でした。私、こういうの嫌いじゃないよ。突然隠し子であった事を告白した間崎先生が最終回ではきれいさっぱり影も形もなかった最終回だけど、そういう飛ばし方だってこのドラマならば全然ありだと思うも…

あんなに面白くて震えるようなリーガル・ハイ9話がたったの12.8%ですってよ。ショーック!! なんで？なんでなのよ？ などと思わずなぜなぜ坊やになってしまうくらいショックでした。だってすっごく面白かったしTLでも大絶賛だったのに。あんなすごいドラマが…

昨年10月より日本テレビ系で放送された、KAT-TUN・亀梨和也主演ドラマ『妖怪人間ベム』が映画化されることが13日、わかった。人気アニメのドラマ化決定当時は大きな波紋を呼んだが、いざ放送が始まるや平均視聴率15.6％（最高視聴率18.9％）と高い支持を獲得…

間違いなく今期ナンバー１のドラマであるリーガル・ハイが更に自らの限界を超えてきて震えが止まらないです。こんなすごいドラマがテレビつけてるだけで見れるなんてありがたい事です。幸せだなあ。テレビっ子でよかった。 今回の公害訴訟は東電や原発を頭に…

連ドラのヒット作*1が「満を持してスクリーンへ！」みたいな流れがあんまり好きじゃないです。テレビで始まったものはテレビで見続けたいんだものっていうのもあるけど、それだけじゃないと思うんですよ。まずもって連続ドラマと映画は文法が違うものです。…

禁煙小説 (双葉文庫)作者: 垣谷美雨出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2011/12/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る20年来のヘビースモーカーの主人公が禁煙にチャレンジするお話。うーん、今まで垣谷作品と相性よかっ…

トリックでずっこけるのは毎度のことですが、いやービックリしましたよ。まさかそんな手でくるとはね。密室という決められたルールを守るため、想像の斜め上をいく姿が頼もしいです。月９なのにラブの匂いがしないし*1らしくないのだけど私の中では安定値を…

背の眼作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2005/01メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (53件) を見る第５回ホラーサスペンス大賞受賞作で道尾秀介のデビュー作。面白いか面白くないかでいえば、面白いとは思います。だけどちょ…

憎い、打ち切りが憎いわ…などと汐留方面に向かって呪詛を吐きたくなるくらい話数短縮の悪影響にさらされまくった７話と８話でした。話数短縮によって市井先生がエンジンフルスロットルでやってきた様には驚くばかりです。６話まではあんなトンチンカンかつ鈍…

笑って泣けて忙しい一時間でした。緩急のつけ方が絶妙すぎて楽しいのなんのって。面白いってステキだ。 それと同時に母娘カプセルの怖さにぞっとしたりもしました。母娘関係は一歩間違うと共依存関係に陥りやすい側面があります。たぶんだけど、距離のとり方…

ロートレック荘事件作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1990/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (19件) を見る文章がちょっと読みにくいとこあるなあとは思ったものの、面白かったです。違和感あったとこが解決編で…

今回のお話は原作読んでるんだけど、まあ何ともおバカなお話でよろしい事でと当時思ったものでした。そしたらまあ、事件そのものが何ともシリアスな扱いでビックリ。あんな脱力するような話だったのに。しかれども、芹沢のコミカル演技で脱力部分を補ってく…

ハイドラ作者: 金原ひとみ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (75件) を見る摂食障害のある二十代半ばのモデルの話。身体と精神は密接な関係にあるというお手本的お話でした。主人公早希…