2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

顔のない敵

顔のない敵 (光文社文庫)作者: 石持浅海出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/01/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (16件) を見る対人地雷をテーマにした連作短編と処女作の短編の計7作収録。動機についてはさておいて*1、推理…

温かな手

温かな手作者: 石持浅海出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/12メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (53件) を見るちょっと不思議な同居人ギンちゃんムーちゃんとの日々を描いた連作短編ミステリ。ややSFチックな設定だけど、すんなり…

アメトーーク

今回はOPP芸人、つまりおなかピーピー芸人の回。途中、サバンナ高橋がOPP美女を探しにロケに行ったのが流されたんだけど、103人聞いてOPPが4人という結果でした。ノーマル派と便秘派に勢力が二分されてる感じ。ええー! 私めっちゃおなかゆるいのに…。少数派…

BOSS

絵里子(天海祐希)と玲子(吉瀬美智子)の2人のシーンはやっぱステキ。できれば、高峰(富田靖子)と絵里子のシーンでもこんなぐらいのにやりとするシーンが一つ欲しかったところ。

セリヌンティウスの舟

セリヌンティウスの舟 (光文社文庫)作者: 石持浅海出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/05/13メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (30件) を見る走れメロスを題材に、疑うことのない友情について描いたミステリ。石持浅海らしい緻密な推理合…

アイシテル〜海容〜

何故智也(嘉数一星)はキヨタン(佐藤詩音)を殺してしまったのか。それを知るために毎週見てるんだけど、だんだんフラストレーションがたまりつつあります。もうさ、さつき(稲森いずみ)は十分立ち直ってると思うんだけど、加害者家族としての反省を心か…

白い春

どこまでいっても丁寧に作り上げようという心意気が伝わってくるのが、見ていて心地よいです。やっぱこれってすごく大事なことだと思うんです。風邪のさち(大橋のぞみ)を思って春男(阿部寛)が2階に上がろうかどうしようか悩んでるシーンなんてそう感じ…

愚痴

私はリアルでなら愚痴を言われるのは平気なんです。言うだけ言ってすっきりしてくれたらいいと思うし、そのためにつきあうのも割と平気。だけど、ネット上はちょっと嫌。たぶん、個人的に話をするっていうのはプライベートだから許せるけど、ネット上ってい…

メルカトルと美袋のための殺人

メルカトルと美袋のための殺人 (講談社文庫)作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (36件) を見る探偵メルカトル鮎に推理作家美袋が振り回されつつ7つの事件を解決する短編集。…

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/12/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 148回この商品を含むブログ (506件) を見る山陰の村にある赤朽葉家の女3代を語った話。1部は神話的雰囲気を持った祖母万葉の時代の話、2…

名探偵の掟

わらべ唄殺人事件なんて小説か火サス土ワイぐらいでしか見ないよなあ、確かに。実際の事件でそんなご丁寧ななぞらえなんかやらないわな。これぞミステリ(昭和)なわけですよね。 ロッカーの中に入る天下一(松田翔太)とわらべ唄を完コピする藤井(香椎由宇…

かつどん協議会

かつどん協議会 (集英社文庫)作者: 原宏一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/01/20メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (10件) を見るひょんな事からかつどん業者の会合に出席する羽目になった「かつどん協議会」、独特の政治信条をもつ変…

当確への布石

当確への布石作者: 高山聖史出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2007/06/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る選挙小説。第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作品。 選挙に的を絞ってるんだからもっと中身がタイト…

めちゃイケ

1回目をやった時すごく面白かったから、こりゃ2回目もやるなと思ってたら案外早く見れました。歌下手王ってなんでこんな面白いんだろう。ただ歌ってるだけなのに。まあ、普段はそんなあからさまに音痴の人を笑っちゃいけないよねっていう空気があるけれど…

BOSS

女王の教室再び!な感じの絵里子(天海祐希)と由貴(志田未来)の対決はやっぱり見ごたえありました。こういう最初に犯人がわかっちゃってる倒叙型の話っていうのは犯人探しという大きな楽しみが奪われてる分、探偵役と犯人の頭脳戦が見どころなわけです。…

なんにもうまくいかないわ

なんにもうまくいかないわ作者: 平安寿子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2004/11/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (28件) を見る40代独身のしーちゃんに振り回される人々を描いた連作短編と不倫の現場に乗り込んできた妻と奇妙な話し合いをする羽…

アイシテル〜海容〜

被害者サイドではなく、加害者家族から描くのってこんなに難しいものなのかと思いました。だってどう描いたところで視聴者が被害者サイドに立って考えたら納得なんていかないもの。さつき(稲森いずみ)の辛さはわかるけど、でもなんだかなあ。やっぱ私だっ…

すべての若き野郎ども

すべての若き野郎ども作者: 久保寺健彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/09/25メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る第一回ドラマ原作大賞選考委員特別賞受賞作品。ヤンキー連作短編小説です。血気盛んな若者がわんさか出て…

白い春

さち(大橋のぞみ)と春男(阿部寛)が逆上がりの特訓をするシーンは、口には出せないけれど親としての喜びを感じてる春男がよかったです。もしすべてが上手くいっていたなら、初めての寝返り、初めてのお座り、初めてのはいはい、初めての一人歩き、初めて…

真夜中の五分前 side-B

真夜中の五分前―five minutes to tomorrow〈side‐B〉 (新潮文庫)作者: 本多孝好出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/06/28メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 7回この商品を含むブログ (62件) を見る 一瞬確認するような間があってから、まあ、あんたがいい…

いずれやってくる

今年は遅かれ早かれあと数カ月で総選挙があります。で、総選挙自体はいいんだけど、何が鬱陶しいって「ぜひ○○候補に投票して欲しい」って我が家にピンポーンとやってくる近所の住民。その家は某政党のポスターを何枚も張っているおうちです。まあ、自分ちを…

マルコの夢

マルコの夢作者: 栗田有起出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/11/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (33件) を見るキノコに取りつかれた話、キノコバカ一代記。就職浪人した青年が、姉夫婦の誘いでパリのレストランのキノコ係になると…

名探偵の掟

大分このドラマの楽しみ方がわかってきました。製作者サイドもなんだか楽しそうだし、うれしい限りです。今回はアリバイトリックなわけですが、定番中の定番時刻表トリックの話。私ミステリを数読んではいるけれど、時刻表トリックって読んだことない気がす…

水の迷宮

水の迷宮 (光文社文庫)作者: 石持浅海出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/05/20メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (37件) を見るなんだろう、私がハードルあげすぎたから? 面白かったのは面白かったんだけど、やや消化不良気味。石持作品…

月の扉

月の扉 (光文社文庫)作者: 石持浅海出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/04/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (107件) を見るハイジャックされた飛行機内で起こった殺人事件という特殊な状況下でのいわゆるクローズドサークル…

BOSS

木元(戸田恵梨香)成長譚後編。犯人役の山田孝之がよかったです。私今まで山田孝之のこといいと思ったことがあんまりなかったけれど、この犯人役にはひきつけられました。 今回の話ってたぶん、金田一少年あたりがやると犯人に肩入れしたまま終わる感じの話…

アイルランドの薔薇

アイルランドの薔薇 (光文社文庫)作者: 石持浅海出版社/メーカー: 光文社発売日: 2004/09/10メディア: 文庫 クリック: 14回この商品を含むブログ (73件) を見る舞台がアイルランド、しかも何やら小難しい政治事情も絡んでたりして取っつきにくそう…と思った…

図書館危機

図書館危機作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/02/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 91回この商品を含むブログ (365件) を見る初有川浩。面白かったです。しっかりキャラがたっていて、しかもキャラ立ちの仕方が一面的ではな…

アイシテル〜海容〜

なんか話が進めば進むほど、智也(嘉数一星)はあんなことをするような子じゃなくてとてもとても優しいいい子でしたとどんどん上げ上げ状態なんだけど、なんだかなあ。野口家サイドから見たら、自分達が気付いてあげられなかったせいであんな凄惨な事件が起…

白い春

今まで一見春男(阿部寛)派と思わせておいて、実はさち(大橋のぞみ)派だった栞(吉高由里子)。あっけらかんと自分の家族について語る栞が、初めてちゃんと地に足のついた人間に見えました。家族の物語、それも父と娘の物語である以上、登場人物の誰かが…