チョコレートの町

チョコレートの町

チョコレートの町

上京してから早10年、N市近郊に位置するチョコレートの匂いがする街を故郷*1にもつ主人公がひょんなことから期間限定で故郷に帰ってきて仕事をすることに。さてどうなることか、といったお話。
生まれ育った土地に対してどのように感じているのか、それは人それぞれです。愛着がある人もいれば、全部捨ててしまいたいもしくは捨ててしまったという人もいる。このお話の主人公は故郷に対してあまりいい印象を持っていません。なので彼は大学進学で上京してからその足場を故郷にうつすことはありませんでした。そんな彼が仕事で久しぶりに故郷で長い時間を過ごすことにより色々な事を考えます。やっぱりこの街は自分に合わない愛着なんかないと思っていたのが徐々に変化していくさまは読んでて心地よかったし、面白かったです。
主人公の恋人、家族、地元の人たち、職場の人たちなどたくさんの人が出てくるんだけど、雑多な印象にもならず話に広がりを感じられたのもよかったです。キャラ立ちもいいし連ドラにしてもよさげな感じ。以前、春馬くんと戸田ちゃんがドラマやってたけれど今一誰得ドラマだったので、もし再度共演することがあるのならばこんな感じの話をやって欲しいなあ。

*1:ググってみたら愛知県安城市がモデルになってるみたいですね。

11人もいる!

今回、幽霊メグミがしてきた様々な事が見事に回収されていくのを見てるとき、木更津キャッツアイみたいでなんだか嬉しかったです。あー楽しかったなあ、キャッツ。私あのドラマ大好きだったのよ。
メグミが何故幽霊としてこの世にとどまっているのか、その謎も明かされてすっきり。そりゃー心残りになるわけですよね。突然事故にあったからってだけじゃないもの。人間、誰だって死ぬときは自分の思い通りになるわけじゃない。だから誰にだって幽霊になる可能性はあるんだよなあなどと思ったりも。
一男のデートはかわいかったです。ええ、キュンキュンしましたよ。だけどもやっぱソアラは出来心で一男に手を出さずにサムとうまくやってたほうのがよかったんじゃないのーといまだに思う私です。いいじゃん、サムはいいやつだよ。