明日、月の上で

無鉄砲とんがりトビ子の恋と人々との交流を描いた話。面白かったです。色々共感するところもいっぱいあったし。

「この世には、老けた子供と、なりそこないの大人がいるだけだ」

まさにその通り。いつまでたっても子供みたいな大人ばかり。そういう私も子供の頃思い描いていた大人になれたかといえば、首を縦に振ることができないのが現実です。難しいなあ。
基本的には良かったけれど、全共闘についての考え方はちょっと納得いかない。だって、当時もみんながみんな参加していたわけじゃないのだし、むしろ普通に大人になった人もたくさんいたわけで。それをなあ、あんな風に美化されるのは。この部分だけはうーんって感じでした。