白い春

今まで一見春男(阿部寛)派と思わせておいて、実はさち(大橋のぞみ)派だった栞(吉高由里子)。あっけらかんと自分の家族について語る栞が、初めてちゃんと地に足のついた人間に見えました。家族の物語、それも父と娘の物語である以上、登場人物の誰かが自らの家族について語る回が出てくるだろうとは思ってたけど、栞だったのか。ただの不思議ちゃんで面白い方、自分の興味がある方に流れてるように見えた栞がちゃんとさちのこと考えてたのね。
さちが自分の娘であることを知った春男がベビーカーで散歩中の親子を見て以来、自分と真理子(紺野まひる)とさちの3人暮らしを妄想して呆けてる時の阿部ちゃんの顔ったら! あのデレデレっぷりには笑いました。まだまだ問題山積だけど、あの顔を見ると最後には明るい未来が待ってるんじゃないかなーと感じます。来週はついにパン屋に就職するみたいだし、楽しみ。