温かな手

温かな手

温かな手

ちょっと不思議な同居人ギンちゃんムーちゃんとの日々を描いた連作短編ミステリ。ややSFチックな設定だけど、すんなり入っていけたのは物語のロジックがしっかりしていたからだと思います。最後の「温かな手」を読み終わった後、ふわんと優しい気持ちになれます。私も寛子や北西君みたく心が綺麗な「おいしい」人間になりたいものです。