ボトルネック

ボトルネック

ボトルネック

死産であった姉が産まれていて、代りに自分が産まれていなかった世界へと迷い込んでしまったパラレルワールドの話。うーん、重いです。インシテミル見たいに、うわー楽しい!って思えるような話じゃないです。主人公が迷い込んだパラレルワールドは、元の世界では壊れてしまっていた家族が仲良く暮らし、死んでしまったはずのクラスメートは生き生きと明るい女の子になっていて、潰れたはずのお店がちゃんと生き残っているという世界です。元の世界との間違い探しをしていくうちに、何がそれらの原因かというと、姉が産まれて主人公が生まれなかったこと、その1点が2つの世界の岐路だったわけです。うわー、重い、重すぎる。打ちのめされるなあ、これ。落ち込んでるときに読む本じゃないと思います。