極め道

極め道―爆裂エッセイ (光文社文庫)

極め道―爆裂エッセイ (光文社文庫)

三浦しをんの極初期のエッセイ集。若い、若いなあって感じです。今に比べると文章の練りも甘いし度々登場する友人たちや弟さんのキャラがさほど立ってません。でも、やっぱり今に通じるものはあるし面白かったです。

優しさとか思いやりとか愛情というものは、究極的には知性があってこそ発揮できるものだと思う。知性がなかったら誰かを思いやることも愛することもうまくできないのだ。感情は誰にもあるものだけれど、それをどう表現するか、どう深めるかはひとえに、その人にどれだけ知性(自分や相手の心を洞察する力や理解する力)が備わっているかにかかっている気がしてならない。

いい事いうなあと思わず頷きました。知性、欲しいなあ。