天使の耳

天使の耳 (講談社文庫)

天使の耳 (講談社文庫)

交通事故をテーマにした短編集。ブラック東野全開って感じで面白かったです。最初が表題作である「天使の耳」なんだけど、無事事故の真相が解明されてめでたしめでたしと思ったら、まさかのおちでやられました。ていうか痺れました。私はこういう東野圭吾が好きなんです。感動路線ではなく、人の心に潜む悪意や人の計り知れない恐ろしさを描いて背筋をぞくっとさせられるのがいいんです。
十分楽しませてもらいました。