曲げられない女

1話で恋人を2話で仕事を失った早紀(菅野美穂)。この先話が進むごとに色んなものを失って、もしくは手放してしまうんだろうなあ、きっと。そう思うと重くて辛い話なんだけど、不思議とものすごい悲壮感はないです。状況だけを箇条書きにするとすごく辛い話なんだけどね。
今回、藍田(谷原章介)によってシャッターが少しだけあいた早紀。本当は楽なやり方があるってわかってるしお金だって欲しいしそうしたい気持ちだってある、でも信念は曲げられないんだ。不器用だなあって思うけど、でも大事にしたいです、その気持ちを。大丈夫、きっと道は開けるはず。
1話でも正登(塚本高史)の腕をギュッとつかんでたけど、これって早紀のくせなんですね。かわいい。いや、誰がやってもかわいいと思わせる癖じゃないけどね。むしろ、なんじゃって思うし。
璃子永作博美)の家での居場所のなさは辛いなあ。ああいうキャラクターを自分で作って演じちゃってるのが余計に辛い。早紀と出会ったことで何かが変わっていくんだろうけど、その着地点はいずこか。