曲げられない女

恋人・仕事に続いて早紀(菅野美穂)が失ったのは母(朝加真由美)。私は早紀とお母さんのシーンがすごく好きだったから、3話でのさよならが残念でした。最初から死亡フラグたってたとはいえ、もうちょっと先でもよかったのになあ。もったいない。
とはいうものの、荻原親子のシーンはこれで見納めということで色々と胸にぐっとくるものがありました。早紀がシャッター開けたあと母親に対する自分の素直な思いを告げて、「私はあなたの娘です」っていうのがすごくよかった。母も自分と同じ曲げられない女だからこそ、母の思いをかなえてあげたい。だけど。でも。やっぱり母を失いたくないっていう複雑な気持ちが伝わってきて見てよかったなあと思いました。
それと、1話2話でもあった母に電話をかける早紀のシーン。ケータイ片手に母の番号を呼び出すけど、もう母に繋がることは二度とない。このときの顔がまたいいなあと思います。
家の中に居場所がなくてとにかく人から必要とされたい璃子永作博美)。娘に「たまには一緒にお風呂に入ろう」と誘っても「大きいママと入るから」と断られてる姿は痛い。いつか、璃子の状況が早紀や藍田(谷原章介)に知れてシャッターが開く回もあるんだろうなあ。楽しみ。
一方の元恋人の正登(塚本高史)。回を重ねるごとに不快度数が上がっていくんですけど。基本的にはいい人なのかもしれないけど、早紀は別れて正解だと思う。