Mother

どうしよう、どこ切り取ってもすんごくいいんですけど。面白いってステキだな☆ 毎週ハンカチなしでは見ることができません。
親って子供さえいれば誰でもなれるものじゃあないんですよね。母性だって父性だって子供がそこにいるだけではそんなに簡単に成立するものではない。その点、籐子(高畑淳子)は丸っとそのままの奈緒松雪泰子)を受け入れて「自分はこの子のお母さんになるんだ」って覚悟と責任を持って奈緒に接していたのはすごい事だと思います。施設から奈緒を引き取るとき、「親も子もお互いを選んで出会うわけじゃないから」と奈緒を連れて帰ったって話とかもうね、こういう包み込むような暖かな母性が描かれてることにすごく安心感があります。奈緒の子供時代の東京タワーでのエピソード、こんなの泣かないわけないじゃないか。
つぐみ(芦田愛菜)が仁美(尾野真千子)の元へ帰るのは覚悟していたけれど、ついにその時が来ちゃったのか。たぶん、戻ったはいいけれど色々ともっと辛い目にあったりするんだろうなあ、きっと。だって次まだ6話なんだもの。ドラマ的には仁美が更生して愛情を持って子供を育てていく責任と覚悟が得られるラストになると予想してます。虐待母は虐待母のまま同じことの繰り返しばかりなので奈緒と暮らすことにしました、では救いが足りない気がするので。そこのところをどう無理なく描いていくのかがドラマの成否を握ってると思うけど、どうなるのかしら。役者陣の演技力は申し分ないので、遠慮なくやっていただきたいものです。