モテキ

終わっちゃったなあ。うぬぼれ・熱海・モテキと怒涛の金曜スーパードラマナイトがこれにて完璧に終了になりました。なんでこのクールに全部ぶちこんじゃったのよと思ったものの、終わってみればそれぞれ夏クールだからこそのドラマだったような気がします。春や秋や冬ではなくて夏のドラマ。まあとはいえ、今年の夏でもなくてよかったとは思うけどね。
フジくん(森山未来)はやっぱフジくんのまんまだったなあ。成長したとこあるけどでも彼はこの先もカッコ悪い姿をさらしながらのたうちまわりながらも生きていくんだろうなあと自転車に乗るシーンを見ながら思いました。でも人間かっこよくは早々生きれないんだし、これでよかったんじゃないでしょうか。
夏樹ちゃん(松本莉緒)は妖精でした、最後まで。フィクションだからこそ成り立つキャラというか。リアルでいたらあんなふわふわはしてられないんじゃないかなーと。女友達いなさそうだしそういう意味ではちょっと生きにくそう。
私の一押しは終始土井亜紀(野波麻帆)でした。なのでそういう意味では最終回はちとさみしかった。だってあれじゃあ土井亜紀が一方的に心変わりした女にしか見えないんだもの。モテキはフジくんの物語なんだからその周辺部が描かれないのは仕方がないことなんだけどもう一つフォローが足りなかったのが残念。尺足りなかったのかなあ。DVD-BOXに入る分にはそこらへんもカットされずに残ってるのかしら。
いつかちゃん(満島ひかり)はやっぱカラオケのシーンが素晴らしかった。こういうことをテレビドラマでやってしまえるっていうことこみですごくよかったと思います。
もう恋愛ドラマって行き詰っててなかなか難しいのかなーと思っていたとこでこういうドラマができて面白かったなあと。まあモテキは恋愛ドラマっていうか成長物語であったりコミュニケーションの物語であったりだと思うんですが。何も月9的なものだけが恋愛じゃないんだよってことで。だって誰もが月9的な恋愛できるわけじゃないんだもの。そういうのをすくいあげる意味でこういったドラマが今後も作られていくと面白いだろうなあと思います。