IS〜男でも女でもない性

男装女子物が3本もある夏クールの中、異彩を放っているのがこのドラマ。難しい問題に真正面からぶつかっていっています。月10はそういう枠という認識なのかしら。まあ、普通にドラマ作っても中々数字がとりにくい枠だと思うので作り方が難しいだろうけどこのチャレンジ精神は好きです。
初回は春の小さいころの回想シーンが中心だったのでやや冗長な気がしました。でも、ここをきちっとやっておく事が後々大事になるんだろうことは予測できるのでそれによって視聴意欲が減退することもありませんでした。それにしてもISって4500人に1人とも2000人に1人とも言われてるんだななんて驚き。そんなに多いんですね。これは作中でもいわれてたけど、非常にデリケートな問題故に公表する人が少ないから私たちは知らなかっただけのことなんですよね。以前、ジェンダー関連の本だったと思うけど、性同一性障害のように精神的な性別だけではなく肉体の性別すらきれいに2つにわけることはできないというのを読んで驚いた記憶があります。その本には数については触れてなかったからわからなかったしもっと特殊な話だと思ってました。難しい問題を扱うドラマだけど、面白いドラマになるといいなあ。