それでも生きてゆく

今週もどっぷり重いドラマでした。見てるのが本当に辛い。でも次を楽しみにしてるドラマでもあります。
今回の見どころはなんといっても大竹しのぶ劇場です。あーやばかった。このドラマってシンクロして見ると辛いからなるべく距離置いて見るよう気をつけてるんだけど、それでも大竹しのぶの引力には負けました。
それにしてもこのドラマ、被害者家族は父も母も長兄もあきちゃんを亡くしてしまったのは自分のせいだと思いこんでずーっと苦しんでるなんて辛いよなあと思いました。でも、これが事実なんでしょうね。本来ならば娘を幼くしてなくしてしまった悲劇の母として周りから労われてしかるべきなのに、なんで一人にしてしまったのだと責められたという話には胸がつまりました。だってさ、これ普通にあることじゃない。以前、スーパーに買い物に来ていた家族がトイレに行きたいという末娘を一人でトイレに行かせたら殺されてしまった事件。「なんであんな時間に買い物に行ったのか」「何故いつもきてるスーパーとはいえ、一人で行動させたのか」などなどと叩かれていたのを見てすごくいたたまれなくなったんだけど、それを遠い私の知らない誰か関係ない誰かではなくよく知ってる人に言われた時はショックでした。だってこれってそこまで責められなきゃいけないことなのって。でもってそういった事を言う人たちというのは悪意がある特定の人ではなくごく普通の感覚のごく普通の人たちなんだということに改めて気付かされたのが悲しかったんです。そんなの他の誰でもない、家族が一番わかってることなのに。いわれなくとも心の中で数えきれないくらい自問してるだろうに。子供をなくした悲しさだけに浸ることを許されず、子供を殺させてしまった家族としての十字架まで背負わなきゃいけないんですよね。悲しいなあ。
来週は大きく話が動きそうで楽しみ。