砂の器

今回もお遍路さんの理由が原作通りではなくてやはり今のテレビではあれを描くのは無理だったのかなあと思ったものです。しかしどうやらすでに中居版で原作権を持っている松本家から設定を変えてドラマ化することというお達しがあったとか。うーん、家族の意向とあっては仕方がないけれど、あの設定変えたら主題がぼやけないかなーと思います。というか映像化する意味あるのだろうか。難しい問題だ。
主演の玉木宏はよかったと思います。全編スーツだったしね。私とりたててアイテム萌えってしないんだけどもスーツの玉木宏はステキでした。もしかしたらそこに意味があってのドラマ化かしらと思ってしまうぐらいにぐっときました(違) 眼福。蔵之介劇場も堪能できて満足。レトロな中谷美紀もステキでございました。彼女やり手だよねえ。
キャストを堪能するという意味ではよかったと思うけど、もう砂の器の映像化はいいかなーとも感じました。幾度となく映像化されている力のある小説だというのはよくわかるけれども、そろそろ卒業する時期かもなあと。そうはいってもまた10年くらいたったら映像化されてそうだけど。