泣くな、はらちゃん

見終わってから放心してました。この思いをどう表現したらいいのかわからなくてただぼんやりとすることしかできませんでした。当初私が思ってた以上の事をこのドラマは描くんだな、その覚悟を持ってドラマを作ってるんだなって思ったら頭の中がうまく整理できなくて。でも、そういうドラマにリアルタイムで出会えたことの喜びもあって頭の中がぐっちゃぐちゃ。
かまぼこ工場でみんなで歌を合唱するとこで思わず涙しました。この時間はステキな時間だけど、永遠に続くものじゃあない。いつかは終わりがくる。それを思うと切なくってねえ。
そしてラストに提示されたフィクションの中になだれ込んできた現実には言葉がありませんでした。河野Pが今までやったことをないことをやるとtwitterで言っていたけどこのことだったんですね。はらちゃんは世界のあり方を問い直す物語だと思っていたけど、まさか3.11以降の世界を生きていく私たちの世界そのものに直接言及してくるとは思いもしませんでした。ファンタジーとしてのはらちゃんに突如としてふってきたリアルな手触りに胸がざわついてどうしたらいいのか頭がプチパニック状態。
物語をどう閉じるのか、それはわからないけれど願わくばはらちゃんたちマンガの世界の住民も誰でも神になることができる越前さん達が生きる現実世界の人たちも笑顔になれるような終わり方であったらいいなあと思います。