タイムスリップ森鴎外

タイムスリップ森鴎外 (講談社ノベルス)

タイムスリップ森鴎外 (講談社ノベルス)

大正11年、何者かによって現代にタイムスリップにしてしまった森鴎外が元の世界に帰るため奮闘するという、いわゆるバカミス。いやでも本当に楽しかったです。なんとなくイメージで頭固くて頑固そうだと思っていた森鴎外がすんなり現代の生活に溶け込んじゃう様子が笑えます。モリリンっていう愛称も可愛い。正直、落ちとかはそんなに大したことはないのだけど全体から漂ういい意味でのバカっぽさが素敵です。金髪でアルマーニのスーツ着たモリリンが飛び入りでラップコンテストに出て文学への熱い思いをラップに乗せちゃうあたりが最高です。