楽しみ

芥川賞候補作は、鹿島田真希「女の庭」、墨谷渉「潰玉(かいぎょく)」、田中慎弥「神様のいない日本シリーズ」、津村記久子「ポトスライムの舟」、山崎ナオコーラ「手」、吉原清隆「不正な処理」の6作。候補作は一個も読んでないんだけど、勝手に予想してみたいと思います。
田中慎弥津村記久子は1作も読んだことないのでこの2人を除いた中で私は鹿島田真希に取ってもらいたいです。それは1番純文学度数が高い人に取ってもらいたいのが私の願いだからです。山崎ナオコーラ角田光代みたいにいずれエンタメ系に行きそうな気がするし、すばる文学賞出身の2人もやっぱりエンタメに鞍替えする気がします。すばる文学賞自体が純文学なのにエンタメ寄りだし。受賞作を読んでこれエンタメの賞じゃないよね?って思ったことが何回もあるもの。基本エンタメ好きだけど、やっぱり芥川賞も気になるものです。
次に同時に発表された直木賞候補作は、恩田陸「きのうの世界」、北重人「汐のなごり」、天童荒太「悼む人」、葉室麟いのちなりけり」、道尾秀介カラスの親指」、山本兼一利休にたずねよ」の6作。うーん、だれが取るのかよくわかりません。最近、女性の受賞が続いてるからそろそろ男性作家の番になるのでしょうか。
発表も楽しみだけど、選評もどんな感じになるのか興味があります。なかなかみんなが納得いく選評が出るとは思えないけど、それもまた楽しみなのです。