鬼のすべて

鬼のすべて (光文社文庫)

鬼のすべて (光文社文庫)

鬼に見立てられて2人の女が殺害された謎を民間伝承の鬼の謎とともに追う話。面白かったです。本編の殺人事件とともに、鬼についての鯨統一郎の見解も楽しめて一石二鳥の本。鬼については色々な解釈があるだろうけど、私はこの解釈、面白いと思います。鬼はなぜ鬼と呼ばれ角を生やして虎のパンツをはき、赤色なのか。最後はちょっと切なかったけれど、楽しく読めました。