MIST

MIST (双葉文庫)

小さな町で起きた殺人事件と５年前の東京中野の殺人事件の謎を追うミステリ。今まで読んだ池井戸潤の本は皆金融ミステリだったのでそういうのを期待して読んだら全然違ってちょっとびっくり。あやしげな金融屋が出てきたり資金繰りに困ってる商店が出てきたり元銀行屋がいたりしたのでそういう方向に話が進むのかと思いきや、あまり本筋に関係なくて肩透かしでした。やっぱり、池井戸潤は金融ものが面白いなあ。