楽園に間借り

楽園に間借り

楽園に間借り

看護師の彼女に養われているヒモの百輔の話。第3回野性時代青春文学大賞受賞作。テンポはよくてサクサクと読めるんだけど、今いち乗りきれず。私、野性時代青春文学賞って1回目の受賞作の「りはめより100倍恐ろしい」も2回目の受賞作「些末なおもいで」も読んだんだけど、この3作の受賞作に共通する何とも言えない自意識がちょっと受け付けない。これって好きな人は好きなんだろうけど、この痛さは何て言ったらいいんだろう。作者の若さのせいか、作者の生まれた年代的なものなのか。もうちょっと様子を見てみないと分からないですね。
「楽園に間借り」は最後のどんでん返しは面白かったです。なるほど、そう来たのかーと。