- 作者: 中島京子
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2009/02/28
- メディア: 単行本
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軸になるのは、「エンジン」のかつての恋人でありちょっと変わった思想家でありかつては幼稚園教師であり現在は認知症である蔵橋礼子とその娘ミライの母娘関係です。かつて蔵橋親子は寧月時代、反抗期がありました。母娘関係って母息子関係とはまた違ったややこしい問題を含んでいて、同性であるが故の難しさを感じます。色々時間をかけて変化していくけど、女同士は微妙な問題を含んでるよなって自分でも思います。ラストに希望が持てる話で読後感が爽やかでした。