アイシテル〜海容〜

暗い、そしてどうしようもなく重いドラマ。正直、週の真ん中にテレビで疲れたくないんだけど、でも見ちゃう。きよたんママ(板谷由夏)の取り乱しっぷりとかもう痛くてしょうがないです。自分がしっかりしてれば、ランチになんか行かなきゃこんなことにならなかったのにという自責の念があるので、非常につらい立場になってます。もう二度と息子を抱きしめてあげることもできないし、手を握ることもできないし、第一触れること自体が不可能なわけです。しかし、犯人の親であるさつき(稲森いずみ)にはそれが可能であるが故、憎くてたまらないのです。
だけど、だけどですね、言い方は悪いかもしれないけど、死んだ子のことばかりを考えてても、仕方がないわけじゃないですか。生きてる子供がまだいるんだから、そっちをもっと大事にしてあげて欲しい。冷たいかもしれないけど。
姉美帆子(川島海荷)はキヨタン(佐藤詩音)のほうが母親にかわいがられていると思ってて、コンプレックスがあった様に感じます。母親が大変なのはわかってるけど、ほったらかしにされて「やっぱり自分は弟には勝てない」と思いこんでるのを見てると不憫です。このお姉ちゃんにも何かしらの救いが見つかる展開になるといいなあと思います。