天国はまだ遠く

天国はまだ遠く (新潮文庫)

日々の生活に疲れて自殺を図った千鶴が田舎の村で再生する話。淡々と物語が進むのでさらさらっと読みやすいです。ただ、私の心には何一つ引っかからなかったけれど。だって私千鶴みたいな人嫌いなんだもの。主人公を好きになれなかったというのが最大の敗因。「幸福な食卓」「卵の緒」「図書館の神様」は楽しく読んでこれたんだけどなあ。