八日目の蝉

見るたびに思うことだけど、希和子(壇れい)はよくもまああれだけすらすらと上手にウソがつけるものだ。学習してるってことですかね。
今回、帰ってこない娘を待つ母の話と子供を亡くした夫婦の話を聞いた希和子。どう思ったのだろうか。心が痛んだりしたのだろうか。そこのところがあんまり伝わってこないんですよね。うーん。特に、子どもを亡くした夫婦の話なんか東京に思いをはせるのが普通だと思うんだけど。いや、想いをはせてるのかもしれないけれど、あえてそこの部分をカットして物語にしているからすごく希和子が自分勝手な女に見える。この人って不倫相手のせいで子供を産めなくなってかわいそうな私、逃避行を続けざるをえない私ってなんて不幸なのかしらってばかり思ってそう。希和子の母性ってなんか違和感があります。彼女は罪悪感とかないのかなーと見えてしまうのは、物語としてすごく損ではないのかしら。仮にも主人公なんだし。物語の着地点次第で回復できるものなのだろうか。とりあえずここまで見てきたけど、ちょっときついかもしれません。あと2回だから見るけど、全10回だったら考えてたかも。それ思うと、全6回っていうのは中々よい長さなのだなあと感じました。