- 作者: 東野圭吾,杉田比呂美
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/11/14
- メディア: 単行本
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「父性は大切だと思います。軽んじられるべきではありません。そしてサンタは父性の象徴だであると思います。だけどそれを与えられるのは男性だけではないと思います。同時に、母性を与えられるのは女性にかぎらないと思います。そう思ったから、あたしはサンタに応募したんです」
このセリフは女性初のサンタに応募したジェシカのもの。東野作品に出てくる女性像からして、東野圭吾がこのような物語を書くとは思っていなかったので驚きました。でも、私もそう思います。父性は父親だけのものではないし母性だって同じはず。人によってバランスは様々だろうけど、どちらも兼ね備えていることがよりよいものを生み出すのだと思います。
*1:図書館でも絵本・児童書のコーナーではなく、文芸書のところにおいてありました。