Mother

八日目の蝉と比べて何が違うかっていくらつぐみ(芦名愛菜)が追いつめられていようとも自分は絶対にしてはいけないことをしているっていう自覚が奈緒松雪泰子)にはあるっていうこと。これはすごく大きいと思います。罪悪感を持ちつつも、つぐみのことを考えているからこそ出てくる母性には八日目の蝉では描かれることがなかった母性があると思います。あちらも色んな母性を描いていたとは思うけれど。母性という名のエゴって私は大っ嫌いなので*1Motherのが好みです。
葉奈(田中裕子)と奈緒の2人のシーンはやはりよいです。どんなに辛いシーンだろうとも、女優2人の演技に安心感があります。次回、葉奈が実の母と奈緒にばれてしまうとこはどんな感じになるのか楽しみです。いや、辛いシーンなんだけど演技に期待、なわけです。にしたって中盤の見せ場にこのエピソードを持ってくるとは思いませんでした。8話ぐらいでやるのかなーと思っていたので。
峻輔(山本耕史)の役割は奈緒とつぐみの生活を脅かす存在なのはわかっていたけれど、脅迫とはねえ。ちとがっかり。記者魂でもっていきなり週刊誌にドーンと載っちゃってピンチって展開かと思ってました。いや今の展開だって十分ピンチなわけですが。

*1:でも多かれ少なかれ、誰もがやっていることだと思う。気をつけててもこれは避けては通れない問題なんだろうなあ。