さよなら、宇宙人

アルバムをめくってたら小さかった頃の長女がヤギと戯れてる写真を見て、久しぶりに記憶がよみがえってきました。今は普通に日本語で喋ってるけれど、この頃は宇宙語で喋っていたんだよなあ。「メエメエ、プーチョ」と言いながらヤギを追いかけまわす長女。初めはプーチョって何なのよと思っていたけれど、どうやらしっぽのことらしいと解析できたときはほほーっと思ったものです。一個たりともあってはいないわけだけど(笑) 一体どこから来たのよ、その言葉ーって。面白かったなあ。人間はこうやって少しずつ言葉を獲得してコミュニケーションの手段が上達していくのかと当時、新鮮な気持ちでいっぱいでした。他にはにミニーちゃんのことを「ちゅーちゃん」っていってました。ちなみにミッキーは「チッキー」でした。ああ、かわいかったなあ。
言葉の数が増えるにつれ、宇宙語は減っていきそれはそれは感動的でした。何言ってるのか全然わからなかった赤子時代に比べると、楽にもなったし。でも、その頃をふと振り返るとやっぱりちょっと寂しいものですね。早く大きくなって欲しいという気持ちといつまでも小さな頃みたいでいて欲しいって相反する気持ちはあります。まるで宇宙人みたいだったのがいっぱしな口をきくようになり、今が楽しい日々なのは間違いないんだけど。