ソウルケイジ

ソウルケイジ (光文社文庫)

ソウルケイジ (光文社文庫)

姫川シリーズ第2弾。話自体は面白かったし意外性もあって楽しめました。が、視点があっちこっちしたりするのがちょっと読みづらかったです。色んな人の視点から語る小説は好きだけど、今回はそのバラツキが読みにくさを誘っているように感じました。せめて3人くらいに絞ってくれればよかったんだけど。
あと、姫川と菊田の中学生みたいな恋愛話が邪魔に感じてしまいました。このエピソードを入れることによって姫川のキャラ立ちを狙ってるのは分かるけど、でも邪魔なんだよなあ。ないほうのがすっきりしていいのに。刑事としての姫川とのギャップを狙うのならば、もっと違ったエピソードでもよかったのでは?
『ストロベリー・ナイト』が竹内結子主演でドラマ化ということでそれ前提で読んだけど、あってるんじゃないかなーと感じました。姫川にうまくはまりそう。