オジサンとメロン

以前子供たちとスーパーへ買い物に行った時の話です。確か2年ぐらい前だったかなあ。メロンを見つけた長女が「おいしそう、これ食べたいなあ」とぽつりとつぶやいたものの、「今日はメロンを買いに来たんじゃないの」とスルーしようとした時のことです。横からどこぞの知らないおじさん*1が「これ食べさせてやりなさい。払っとくから」といって私の買い物かごへポーンとメロンをイン。へっ、何事?と「あの、そんなの結構なんで」と断ろうとしたらば、「いいからいいから。お譲ちゃん達に食べさせてやって」と更にメロンを追加でイン。それどころかどでかいスイカまでもが私の籠に。「あの、ほんと、いいんで」といったものの、「いいからいいから」とオジサンは先に会計をすませてしまって、「ど、どうしよう、知らない人に買ってもらっちゃったんだけどいいのだろうか…」とおどおどしつつも結局いただいて帰ってきちゃいました。
イカはどでかくとても冷蔵庫に入りきらなかったので実家やらご近所に配って消費。結局そのおじさんとはその場限りの一期一会の出会いでした。昔のホームドラマとかになら起こりえるような出来事が我が身に起こるとは、いまだもって変な感じ。なんだろう、よっぽどかわいそうな親子に見えたのかしらねえ、私たち。

*1:オジサンっていうよりか本当はおじいちゃんぐらいなのかもしれない気がする。