秘密

秘密 (文春文庫)

秘密 (文春文庫)

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20100902-OHT1T00002.htm

女優の志田未来(17)と俳優の佐々木蔵之介(42)が10月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「秘密」(金曜・後11時15分)に主演する。原作は人気作家・東野圭吾氏の同名小説で、映画化もされたミステリー。志田は死んだ母の精神を持った娘という難役に挑む。佐々木はそんな娘(妻)に困惑する父役。ともに演技派ながら、25歳差で務める夫婦設定に注目を集めそうだ。

年の差夫婦による純愛物語が連ドラでよみがえる。

「秘密」は人気作家・東野圭吾氏のロングセラー小説を原作に、夫婦と親子の絆(きずな)を描いたミステリー。3人家族がバスの転落事故に遭い、死んだ母・直子の魂は娘・藻奈美にひょう依。中身は妻となった娘と父・平介との奇妙な関係を通じ、人を愛することの本質を問いかける。

私原作には一切思い入れはないんだけど、このドラマは楽しみ。本当は志田ちゃんには今だからこその思いきった役をやってもらいたいというのもあるけれど、この役も今だからこそと言えばそうなのでどう演じてくれるのか楽しみです。蔵之介さんとのバランスもさほど悪いとは思わないし、いい感じじゃないでしょうか。ただ、ドラマ化するのならばTBS日9かフジ木10あたりだと思っていたのでこの枠なのは意外でした。まあでもテレ朝がドラマ化の権利を得たのならばそれはそれで面白そうなので結果OKになるのを願っています。
で、この原作本なんですが色々と感想を読んでると男性は主人公に感情移入して泣けるミステリとして評判がよさげだけども、一転女性は気持ち悪い話として受け取ってる人がいるっていうのが面白いなあと思います。まあでも、気持ち悪いよなあ(笑) 男性作家だからこそかけた話なのではないかと感じます。確か文庫版の『怪笑小説』か『黒笑小説』での京極夏彦との対談で『秘密』は元々はユーモア短編小説として書くつもりだったのが長編ミステリになったっていってたんだけど、じゃあそういうつもりで読んじゃってもいいのねーと。正直、私はそういう風に読まないときつかったです。だってねえ、気持ち悪いじゃないですか。私は感動はしなかったなあ。面白かったんですけどね。