大切なことはすべて君が教えてくれた

このドラマを構成捨てるものって基本的に「不快」なんですよね。見てて心地いいものじゃあない。1話見た時は何なのって思ったけれど、ここまでくればわざわざそうしてるとしか思えないです。修二(三浦春馬)と夏実(戸田恵梨香)の恋愛に枷をはめるだけならこんな不快なのにしなくてもいいだろうし。制作側が心の中でどう考えてるかは知らないけど不快であるとともに気持ち悪いなあと私は思います。修二の正義マンっぷりとか。修二の誠意とか正義って修二サイドにしてら正しいものかもしれないけれどでもそれって暴力だよなあと。人を傷つけても押し通したい正義って何なんだろう。それって誠意でも正義でもなく傲慢っていうんじゃないのかしら。
にしてもここで半年後とは思いもしなかったです。妊娠問題はどうするんだろうか。
このドラマ、役者・視聴者ともに一個も得しないよなあと思います。本当に不思議な企画を出したものだ。企画ありきか主演あり気か知らないけど。でもこれ筆力高い作家さんが小説で書いたらやりようによっては面白いと思うんだけどなあ。露悪的な感じで桐野夏生が書いたら溢れんばかりの不快さで息苦しくなりそうだがもっと完成度はあがると思う。