大切なことはすべて君が教えてくれた

ここにきての新キャラ登場でますます斜め上をいくこのドラマ。着地点が見えません。しかし、難病を抱えていて家庭にも問題ありで好きな人は結婚を控えているひかり(武井咲)なんて普通のドラマならば悲劇のヒロインで決して視聴者に嫌われることなんてないはずなのに、これだけ反感買わせるキャラに仕上げてるのはある意味面白いなあと思います。だってさ、普通は嫌われないように書くもの。ここが共感ポイントみたいな。それが今回の保健室のシーンに象徴されるように「ひかり、うざっ!」と思わせるのは普通はやらない。脚本家が連ドラ書くのが初めてなのでこれが彼女の作家性なのかプロデューサーの色なのかは分からないけど。とりあえず、脚本はさておきとして*1演出は悪くないなあと思いますが。このドラマには合ってる。
母になる女に母になるのが難しい女、父になる男に父になるのが難しい男という対比は興味深いなあと思うけど、でもこれ踏み絵だよなあとも感じます。だってこれすごくデリケートな問題じゃないですか。私も色んな人から色んな話を聞くけれど、子供を授かるまでのドラマって本当に色々なんですよね。それをひかりであったり山下(福士誠治)を出してくることによってどうしたいのかなーと。

*1:なんていうか回が進むにつれつくづくすごい学校だよなあと思う。処遇の仕方が生徒置いてけぼりもいいところ。私立高校だし来年度以降の受験者減必須だろうな。学校経営も大変だ。