テレビについて考えてみた

テレビの嘘を見破る (新潮新書)

テレビの嘘を見破る (新潮新書)

テレビのからくり (文春新書)

テレビのからくり (文春新書)

『テレビの嘘を見破る』は数々のドキュメンタリー番組を作ってきた作者*1によるドキュメンタリー番組の作られ方の本。『テレビのからくり』はテレビマン達の番組の作り方を紹介した1冊。うーん、私が求めてた本とはちょっと違ったかなーという感じ。震災からこっち、テレビ番組*2について思うことがあったのでテレビについて書かれた本が読みたかったんだけどなあ。テレビと視聴者は共犯関係でもあるという主張はわかるがでもどこで線を引くのかっていうのは大事だと思います。視聴者が求めるからといってエスカレートしていくのはやはり違うと思うもの。なので『テレビの嘘を見破る』についてはちょっといいわけ本っぽいなあと感じてしまいました。
テレビというメディアについて総括的に書かれた本が読みたいけども何かいい本ないかなあ。もちろん1冊で全てを網羅っていうのは無理だと思うからいくつか読んでみたいです。今後、もう少し長期的な目でまったりとそういった本を探していきたいと思います。

*1:長野冬季五輪の開会式・閉会式のプロデューサーも務めたそう。

*2:特にドキュメンタリーであったり報道。