超・殺人事件―推理作家の苦悩

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

本にまつわる8編の短編を集めた短編集。東野圭吾らしいユーモア小説になっています。らしいというわけで当然微笑ましいユーモアじゃありません。今や小説は超長編のものがたくさんだからと編集者から800枚の作品を2000枚に引き伸ばせといわれた作家の話や自分の代わりに本を読んであらすじをまとめてくれたり書評を書いてくれる機械が出てくる話などなど。これまた悪いわねーみたいな東野節全開です。短くサクッと読めるのでちょっと時間があいたときに読むのにちょうどいい本かも。