鈴木先生

面白かったなあ。まさに孤高のテレ東だからこそ作りえたドラマ。月10に新しくドラマ枠作った意味を十二分に感じる事ができました。残り2話で行われた鈴木裁判も見ごたえ十分。生徒たちそれぞれの成長を無理なく描いていたんじゃないのかなーと思います。数字がとれなかったけどもだからといって駄作という事は全然なかったし、今、こういうドラマを逃げずに作れるというのはすごいと思うもの。
しかし、本当に性の話ばっかだったよなあ(苦笑) 確かにこれは大事な話だ。しかしそれが最も印象に残ったっていうのもねえ。まあ、中2の話だからこそなんだと思うけど。というかこれがやりたいがために中2の話にした気がします。中学入りたてだとまだランドセルの印象も強いし、中3だと受験があるし。
鈴木先生(長谷川博巳)が生主義だろうと相手である麻美(臼田あさ美)がそれに納得してるんならば、二人の問題だし別によいと思います。でもなあ前にも書いたけど性って男女で非対称なんですよ。そこがやっぱ甘いよなあと感じました。
それにしてもかわべー(小野花梨)は最後までかわべーだったなあ。「女子だって本当は生がいいんだよ!」「そういう人を探すからいいんだもん」「赤ちゃんできてもいいもん」「赤ちゃん病気で死んでもいいもん。私が赤ちゃんだったらいいと思うもん」などなど最終回も相変わらずのスパークっプリ。このクラスの中で女子経験者として唯一の意見を言ったのがかわべーだったけどなんていうかなあ。女子中学生らしいヒステリーは別にいんだけど男に都合よすぎるキャラクターじゃないのかなーって気がしました。都合よすぎというか存在がファンタジーというか。でもそれはかわべーだけじゃなくて小川さん(土屋太鳳)や中村(未来穂香)にも感じたことだけど。
あと大事なことだけど避妊は100%じゃないですよ。これは作中でいうべきだったと思います。ていうか今時の中学生が避妊すれば大丈夫って思いこんでるとは思えないけどなあ。