厭な小説

厭な小説

厭な小説

本当に厭ーな空気が漂う話でした。嫌ではなく厭。そういうのやっぱりうまいなあと思いました。装丁も凝っていてそういうとこも好き。こういう姿勢って大事だと思います。中身が大事なのはいうまでもないけれどどう見せるのかという意味で。
この中だと「厭な彼女」が一番嫌かなあ。言葉が通じない不条理空間って耐えられない気がする。