民王

民王

民王

総理大臣が2人連続で1年足らずで辞任し、やっと巡ってきた総理の椅子についたはいいものの、なんと大学生の息子と入れ替わってしまうというハプニング。加えて内閣内での不祥事発生。衆議院参議院与野党が違うねじれ国会。さてどうなるどうする?
これどう読んでも誰がモデルか丸わかりな政治小説だけどいいんですかねえ。いや、私はいいけども。まあ池井戸さんの場合、『空飛ぶタイヤ』って名作があるから別にいいのか。『民王』は『空飛ぶタイヤ』に比べるとぐぐっと軽いです。あらららってぐらい。私はこの軽さ嫌いじゃなかったんだけど、色々感想探して読んでみたらみなさんあんまりだったご様子で、ぼっち気分。池井戸さんといえば骨太小説の人だからみなさんもっと重厚な小説を期待されていたっぽいです。まあ、私の場合、前に読んだ本が重かったから軽めの本を欲してて気分的にあってたからというのもあって楽しく読めちゃったんだろうけど。
それにしても、まあの頃色々あったものですね。なんていうか随分時がたっちゃったなあという気がしちゃいました。本当はさほど時間がたってるわけじゃないのにね。