数えずの井戸

数えずの井戸

数えずの井戸

京極版番町皿屋敷。哀しいねえ、哀しいよというのが読んでの感想。なんでこんなことになってしまったのだろうかというやり切れない思いが残りました。どれか一つだけでも違ったらあんな悲劇は起こらなかったはず。なのに全ての事象があの怪談へと続く道のりを示しているというのが何ともいえませんでした。満足とは満ち足りるとかきます。満ちるってなんだろう、足りるを知るとはどういう事なんだろう。そういうことを考えました。