2011年は161冊の本を読みました。去年が160冊なのでほぼ同じようなペースで読書できてたよう。今年も楽しく読書ができたらいいなあと思います。
では恒例、2011年のベスト10いきたいと思います。一応、読んだ時の感想もリンクはっときましたのでよろしければどうぞ。長いので畳みます。
- 作者: 奥田英朗
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/07/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 33回
- この商品を含むブログ (45件) を見る
鉄板奥田英朗の家族小説。いやー面白かった! 家族っていいなあ。いい事だけじゃなくて色んなことがあるし家族の数だけ物語はあるんだけどそれでも家族でいる事の素晴らしさが描かれています。読者を選ばない良作でおすすめ。
- 作者: 斎藤美奈子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/11/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
私とは違うなあという考え方のとこもあるんだけど、ぐいぐい読ませる文章力はさすが。芸のある書評家は好きです。
- 作者: 七河迦南
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (57件) を見る
これが新人のデビュー作っていうのがすごい。今後の活躍が楽しみな作家さん。
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/24
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 445回
- この商品を含むブログ (254件) を見る
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/01/24
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 109回
- この商品を含むブログ (173件) を見る
上下巻合わせて1000ページ超、おまけに苦手なSF小説でもあり気持ちの悪い生き物が出てきたりという苦手なものが色々混じってるのにもかかわらずの一気読み。力のある小説ってこういうものなんですね。
- 作者: 麻耶雄嵩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: 新書
- 購入: 6人 クリック: 107回
- この商品を含むブログ (73件) を見る
問題作っていうのはこういうものですよっていう本。好き嫌いはっきりしそうだけど私は大好き。麻耶雄高はどこまでいってしまうのか、楽しみに今後とも見守っていきたいです。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/08/26
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 86回
- この商品を含むブログ (122件) を見る
米澤穂信は相変わらず上手な作家だなあと思いました。こういう湿度の高い本書いても面白いです。小市民シリーズの続きを待ってるんだけどもまだまだなのかしらん。早く読みたいなー。
- 作者: 垣谷美雨
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2010/12/15
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
男性向けというよりも女性向け作家さんだなあと読むたび思うがぜひとも男性にも読んでいただきたい作家さん。テンポもいいしちゃんとエンタメしてるしサクサクっと読めるのでとっても読みやすいです。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/11/29
- メディア: ハードカバー
- 購入: 12人 クリック: 551回
- この商品を含むブログ (766件) を見る
これねー、嫌いな人なんているの?ってぐらいの爽快感やカタルシスのある話。ぐいぐい物語に引っ張られてとにもかくにも力のあるお話だなあともいました。
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/08/24
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (103件) を見る
私が昨年読んだ辻村作品は『光待つ場所へ』『本日は大安なり』『水底フェスタ』の3作*10。どれもよかったんだけどムラ社会の歪んだ閉鎖性を描いた『水底フェスタ』を押してみたいと思います。辻村作品といえば閉鎖された社会の苦しさを描くというのがあるんだけど、なるほどこういう方向へも展開できるんだなあと。
- 作者: 西原 理恵子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/06/23
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 83回
- この商品を含むブログ (59件) を見る
やっぱり西原はすごいよ。彼女のいう言葉にはちゃんと血が通っている。そう感じました。お金に関する話って日本人ってあんましたがらなかったりするとこあったりするけど、とっても大事な事なのでちゃんと考えてかなきゃいけないなあと思いました。娘の金銭教育、どうやってやろうかなあ。
あげてみてビックリ。なんだかんだでミステリ多いですね。へっぽこミステリ読みだしそんなにミステリに偏って読んでるつもりはなかったはずなのに蓋開けてみればこの様子。あはは。
10冊あげた中では読みやすさでいったら『我が家の問題』『ゴールデンスランバー』がおすすめ。万人受けする本だと思います。逆に『メルカトルかく語りき』はおすすめしません。ちょっと変わったミステリ読みたいなあって人にはおすすめしたいけど、嫌いな人は壁投げ本になると思うから。あくまで私にとってのベスト本ってことで。今年もたくさんステキな本に出会えますように☆
*1:http://d.hatena.ne.jp/cho-ko/20111212#p2
*2:http://d.hatena.ne.jp/cho-ko/20110528#p2
*3:http://d.hatena.ne.jp/cho-ko/20110415#p2
*4:http://d.hatena.ne.jp/cho-ko/20110717#p1
*5:http://d.hatena.ne.jp/cho-ko/20110927#p2
*6:http://d.hatena.ne.jp/cho-ko/20110909#p1
*7:http://d.hatena.ne.jp/cho-ko/20110901#p1
*8:http://d.hatena.ne.jp/cho-ko/20111122#p1
*9:http://d.hatena.ne.jp/cho-ko/20111207#p1
*10:再読の『子どもたちは夜と遊ぶ』のぞく