22日から25日まで行われていた愛知県選手権に行ってきました。せっかく行けるとこでやってるんだしねと。蓋を開けてみればローカル試合らしいほのぼのとした雰囲気。「ママーおかなすいたー」「ママ―DSやってもいい？」「ママーあと誰が出るのー？」「かなこちゃん出るの？」「えー本当？」などというチビッコスケーターたちののんびりとした会話が客席で飛び交っておりました。まあでも男子選手たちも外でサッカーしたりロビーで野球したりしてたみたいだしね。まったりモードでした。
私は24日と25日に行って、ジュニア女子SPを第4グループからとジュニア女子FSを第3グループからと選手権女子FSとジュニア男子SP・FSと選手権男子SP・FSを見てきました。最後に引退する選手の引退セレモニーが行われてたんだけど、これにはぐっときました。もらい泣きしちゃった。いい子たちだわ、本当に。
以下自分用覚書。例によって長いので畳みます。
- かなこ新衣装は前のより似合ってる気がするからありかなーと。淡い色よりもぱきっとしたはっきりした色のが似合う子だと思う。今期本人が課題と言っていたループがシングルに抜けちゃったものの、後半3T3T決まってたし全体としてはよくまとまってたんじゃないでしょうか。しかし、この12時間後に21時間かけてニースへ旅立っていったそうで17歳のタフさってすごいなあと思いました。若いっていいね。
- メーテレが協賛に入ってるという事でキスクラにラパン*1のぬいぐるみが置いてあるものの、絶賛放置プレイ。そもそもキスクラ使う選手自体が少なかったしね。立派なキスクラだったのに…。そんな中、かなこだけはラパンを抱き上げ立たせてあげてました。よかったね、ラパン。
- まちこコーチのみ何故かリンクサイドに専用いすを持ちこんでいてビップ待遇だった。自分とこの教え子の出番がきて椅子に腰かけ、その上からブランケットをかけてもらう様子はさながら女王様のよう。とにかく存在感がすごかったです。
- 女子選手ってジュニア時代からスピン上手な子多いのねーと思いました。ポジションきれいな子が目についたので。でもってスピン上手だと全体としてもうまくまとまってるように感じてしまうのね。
- でもってその中でもいぶきちゃんのスピンは本当に美しかった。ポジションよし、回転速度よしで素人目でも眼福だなあと思った。中でもビールマンスピンの美しさは絶品。手足が長くて細くてスタイルがとってもいいので羨ましい。
- 本郷りかちゃんが美少女で眼福。客席にやってきたのを見たんだけど美人顔だなあと思いました。成績が更に上がってきたらフジが変なキャッチフレーズつけそうなくらいの美少女っぷりでした。
- 片田くんのSP衣装が小塚くんのFSナウシカの衣装よろしく背中にティッシュがぴらぴら出てて*2、なんだかデジャブに襲われました。あれ、かっこいいのか…？ とにかくそれが気になってたまんなかった。
- 龍樹くんSPは１コケしたけどそれ以外はよくまとまっていたと思います。FSは４コケ。６分間練習からさほど調子よさくはなかったしね。ちなみに冒頭は４Tチャレンジしてたそう。来シーズンからはプログラムにいれてくるのかな？ 精度が上がってくるといいなあと思います。
- ロビーにいる龍樹くんを見かけたんだけど顔小さいわ整ってるわで大変。同じ人間のわけがない。
- 昌磨くんSP・FSともによくまとまってたと思います。FSは１コケがあったものの、そんなことなぞ感じさせないくらいステキでした。音の取り方といい身体全体の動かしかたといい雰囲気ある滑りをするよなあと。JAPANジャージきて客席来てるを見たんだけど、ほっぺがぷにぷにでおめめがくりっくりでかわいかった。今時の男子中学生ってあんな柔らかそうなほっぺしてるものなの？
- 木原くんついに３Aを手にいれとにかく客席大盛り上がり。本人もガッツポーズしててとっても嬉しそうでした。来シーズンに向けていいスタートが切れそうかな。
- 無良くんジャンプの調子はちょっとどこかにおでかけ中。SP２コケでFSは転倒こそなかったものの、ジャンプがつまり気味でうまくコンボがつけられなかったり。
- 表彰式で男子はジャンプ大会を開催。ジュニア男子はコンボジャンプ。腕まくりして気合十分で挑んだ龍樹くんはセカンドジャンプで転倒してごめんねのジェスチャーしてました。表彰された選手たちは副賞としてラパンのぬいぐるみをもらってたんだけど、龍樹くんは何やら不思議そうにラパンをじーっと見つめてました。
- ジュニア男子の流れで選手権男子もやるのかしらと思いきや、木原くんのみチャレンジ。３Aに挑むもシングルにすっぽ抜け「あ”−！」と一声。表彰式後も再チャレンジするも同じ失敗。客席からのアンコールでやるも今度は転倒。精度をあげて来シーズンに挑めるといいなあと思います。
- 閉会式後は引退セレモニー。今回引退セレモニーを滑るのは３選手。もうね、もらい泣きしまくりでした。思いを込めての滑りであったり、最後の挨拶がとっても素晴らしくって。自分たちを支えてくれてた人たちへの感謝の思いをストレートに話すさまはやっぱり熱いものがこみ上げてきました。見てきてよかったです。
- それと同時に誰もがこういう花道を用意してもらって競技生活を終えれるわけじゃないんですよね。彼らは成績を残したからそうしてもらえたわけで。そのためには大変な努力をしてきたのだろうし。でも、私が知らないとこでひっそりと競技生活を終える選手はそれ以上にたくさんいるんですよね。華やかな競技だけども、シビアな現実が常に横にあるんだなあと思いました。
