- 作者: 本谷有希子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/06
- メディア: ハードカバー
- 購入: 1人 クリック: 17回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
それにしてもこの本、『勝手にふるえてろ』と同じく主人公に対する評価って真っ二つなんですね。なに勝手に人が悪意の塊みたいな変なフィルターかけて見てるんだよ彼らが本当に悪意があるかどうかなんてわかんないじゃんかむしろそんなふうに見てる側のがおかしいんじゃないのって(意訳)いう人もたくさんいてなるほどそういうふうに見えるものなのねえと思ったものです。私はチキンやろうなので自分が傷つくのが怖いのです。故にへんてこなフィルターかけて見てることって往々にしてあります。だってそうやって予防線はっとけば傷が深くなりにくいだろうし、笑われてるのに気づいてないとかっていう致命的な恥辱を受けることも防げるかもしれないし。こうやって歪んだ目で物事見てるからますますダメなんだろうなあと思いつつも、長年染み付いた習性ってなかなか消えるものじゃあないですよね。あーあ、どうしたものか。