クレオパトラの女たち

憎い、打ち切りが憎いわ…などと汐留方面に向かって呪詛を吐きたくなるくらい話数短縮の悪影響にさらされまくった7話と8話でした。話数短縮によって市井先生がエンジンフルスロットルでやってきた様には驚くばかりです。6話まではあんなトンチンカンかつ鈍感力の高い女ではなく、欠けたとこはあるだろうけども大人の女性だったはずなのにね。あはは。打ち切りってキャラ設定も時間軸もゆがませる恐ろしい魔法の呪文なんですね(棒) 市井先生だって本来ならばもっと丁寧に描かれるはずだったんでしょうね。それをかけあしでやらざるをえなかったから結果として鈍感力魔人になってしまったという。人の家押しかけてきて大事な話をするとか*1職場にて峰太との関係を「わたしたち真剣に愛し合ってるんです(キリッ)」と堂々宣言するとか。いや、でもこれだってそれだけ市井先生は精神的に参ってて他人を思いやる余裕なんかなかったから仕方がないんだよっていう擁護の仕方もできるかもしれません。でもじゃあそういう描写を入れたらよかったんじゃないのと。しかーし、話数短縮のためそういうシーンはことごとくカットせざるをえなかったのかもしれないとか考えだしたら本当にやりきれません。あーあ。それならばいっそのこと伝説になるようなラストにするのだってありだっただろうに。なのにラストは普通に何にも変わりませんでした、だし。まあ、今更外野が何言っても仕方がない事ですが。6話までは本当に繊細で面白いドラマだっただけに非常に残念でなりません。
それにしても裕は切なかったです。鈍感力市井先生との対比で余計にそれが際立ってた気がします。何気ない視線の送り方とかすごくよかったしね。セリフだけではなく身体でも表現する綾野くんが堪能できたのが何より私は楽しかったなあ。
最終的に一番おいしかったのは葵ちゃんかなー。私にもそのポジション分けてはくれないだろうか。あんなふうに楽しく裕と過ごせるなんて羨ましー。いいなー。

*1:何故にあの家の元々の住人である裕のが気を使って席をはずさねばいけないのか。そこは市井先生が気を使うべき。