はつ恋

完走しました。その感想としては切ない切なすぎるよ辛すぎるよ潤ちゃん…というものでした。私はこのドラマにおいて緑・潤ちゃん・健太という3人家族がすごく微笑ましくて好きだったんですよ。こういう家族っていいなあって。暖かくて笑顔が絶えなくて。私が緑と三島先生の過去にあまり興味が持てなかったのも、今の3人がすごくステキに見えたからなんでしょうね。過去の思い出に生きるよりも今生きてる姿のが魅力的に映ったんです。だから、私はこのドラマを潤ちゃん目線で見てました。前回も最終回もそういう意味ではきつかったなあ。潤ちゃんに落ち度はないのになんでこんなふうにしか人生が転がっていかないんだろうって。人生って理不尽ですね。
ドラマ全体としてはドロドロ昼ドラ方面へ話を転がさずにキレイにまとめたなあという印象です。あとは潤ちゃんの心の広さに尽きるなあと。よく許せたなあと思うもの。床屋さんのシーン、とってもいいなあステキだなあと思ったものの、ちょっともやもやもしました。物語としては美しくてよいなあと思ったけれど。
三島先生は緑に幸せになって欲しいせっかく手に入れた幸せを大事にさせてあげたいって思わなかったのかなあ。全体を通して緑は必死に気持ちを押しこめて距離をとろうとしてたのに三島先生が距離を詰めていった結果、ブレーキがきかなくなっちゃったというふうに見えたのですが。三島先生がもう一歩だけ気持ちを押しこめてたらなあ。患者と医者でいろとはいわないが元恋人として彼女の今を大事にしてあげてくれたらよかったのにと思ってしまいました。思うに三島先生にとって緑との恋は過ぎ去ってしまった過去ではなく現在進行形だったのですよね。ううーん。
ちょっともやっとしたとこはあったものの、思っていたよりか楽しんでみることができました。丁寧に描かれた物語は見てていいものです。