或るろくでなしの死

或るろくでなしの死

或るろくでなしの死

死を扱った短編集、しかも死の描写が結構グロイのでそこのとこだけはこたえました。やっぱりグロイのって苦手なので。でもその部分を除けば、やや純文学チックなとこがある面白い短編集だと思います。小説読んでるのに短編映画観てるみたいな気持ちになったもの。まあ、死の描写がえぐいので映像化はないだろうけど。
私は「或るからっぽの死」が一番好みでした。グロ描写ではないから世にも奇妙な物語でやったらいいのになあ。悲しい、そして悲しい物語。きっと映像映えするはず。