悪夢ちゃん

このドラマ、どこを切り取っても面白いんだけどやっぱり一番の見せ場は子供たちとの教室でのシーンだと思います。もちろん、そこがクライマックスになるよう3話4話は作ってるからというのもあるんだけど。クライマックスの部分ではなくとも子供たちとのやり取りにはひやひやするようなセリフを入れてきてて中々に刺激的です。冒頭に立てた自由とはという問いに対してクライマックスで出された答えは子供相手のドラマだからといって容赦しない答えでした。
今回、綾乃の母からの手紙で終わっても十分にカタルシスはあったしよいドラマであったと思います。しかし、そこからさらに踏み込んだのが大人の本気を感じさせてよかったです。これね、難しいとこだと思うんですよ。「雪わたり」を違った視点から見てるのは興味深いとこだけど、土9の枠でやるのはチャレンジなんだもの。物語に触れる際に教科書的な正解というのはあるけれど、それとは別にこういうふうに見ることもあってもいいんだよっていうのは教科書的ではいられなくなってくる年頃の子供たちにとっては少し楽になれることだったのかなーと思ったりしました。
1話から引っ張ってきたブログ主が彩未先生自身であったことが明かされてビックリ。これって終盤まで引っ張るネタじゃなかったの? 3話ラストで仮面を取ることを宣言したことといい、想定以上に展開早くて驚きます。まだ折り返しにも来てないのにね。最終的にどこに落とし所を持ってくるのか楽しみです。